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離島に水を送水

海底送水管

海底送水管の写真

日本の周辺には約500の離島があり、約166万人の人々がこれらの島で生活しています。四面を海でかこまれた離島の生活には、いろいろの問題があり、漁港、道路の整備、航路の確保、その他生活環境の改善などがあります。中でも“水”は飲料水、洗濯、入浴にと生活に不可欠なものです。年々生活水準の向上、産業の振興などで水に対する需要は急速に高まっています。この“水”を安全で簡易な方法で離島に送水できるように開発されたのが、古河のポリエチレン海底送水管“アクアレックス”です。 アクアレックスは、古河電工の100年以上の歴史のある海底ケーブルの技術が生かされ開発された、古河電工独自の製品です。用途は主に離島や半島への送水用ですが、このほか天然ガス、石油などの気体および液体の輸送、海水の取水や汚水の排水用にも使用することができます。

標準タイプ(一重鉄線がい装型)の写真

硬質ポリエチレン管の上をステンレス鋼帯で補強し、さらに亜鉛メッキ鉄線をより合わせ、がい装したもの。

特殊タイプの写真

標準タイプのほかに潮流や海底状況、水深または、高圧力を要する場合

特長

腐食しない

腐食しない

海底送水管の内管には、環境にやさしい高密度ポリエチレンを使用し、海水による腐食の心配がありません。

機械強度が大きく丈夫

機械強度が大きく丈夫

高密度ポリエチレン管は十分な肉厚があり、また、ステンレス鋼帯と鉄線がい装による補強構造としているため、十分な強度と、海底でも安定な重量を確保しています。

送水量が変化しない

送水量が変化しない

ポリエチレン管の内面は非常になめらかで、スケールの付着による送水量の変化がほとんどありません。

優れた可とう性

優れた可とう性

海底の起伏や、曲がりのあるルートにも自由に布設することが可能です。このため、送水管の防護が困難な岩礁や岩盤・サンゴ礁などを迂回して布設することが容易で、岩盤やサンゴ礁での防護工事を減らすことが可能となり、自然にやさしい工事が可能です。

長尺製造が可能

長尺製造が可能

布設船に工場から直接船積みすることが可能な専用工場で送水管を製造しますので、長尺管の製造および施工が可能です。これにより、施工中の管の接続が不要となる他、布設工期の短縮も可能となります。

特殊管の製造も可能

特殊管の製造も可能

海底送水管は自社設計のため、高水圧タイプや水以外の油・薬品などの特殊管も製造可能です。アクアレックスの発展型は海底油田の作井用としで使用されている他、石油コンビナートのパイプラインの更新管として油送管としても採用されています。また、近年では海洋深層水の取水管としても利用されています。

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