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導入事例

 
近鉄ケーブルネットワーク株式会社(KCN)様
 近鉄ケーブルネットワーク株式会社様(本社:奈良県生駒市東生駒1丁目70番1号)は、奈良県全域および京都府と大阪府の一部において、多チャンネル放送サービス、高速インターネット接続サービスおよびIP電話サービスを提供されているケーブルテレビ事業者です。近畿地区においては早くからCATV、ADSL等による高速通信サービス事業、インターネット接続サービスを広く展開されており、通信事業者として高いレベルの運用ノウハウおよび実績を保持されています。
 今回、日本国内のケーブルテレビ事業者様として一早くGE-PONの導入を決定し、一般加入者向けに1Gbpsのアクセスラインを提供する高速通信サービスを開始されました。

片山 善和氏 有本 勝氏
近鉄ケーブルネットワーク(株)
通信技術部 通信システム課
課長 片山 善和氏
近鉄ケーブルネットワーク(株)
通信技術部 通信システム課 
有本 勝氏

FTTHサービスの提供およびGE-PONの導入を決めた理由は何でしょうか。

 
GE-PON センタOLT装置
(LAN配線)


GE-PON センタOLT装置
(光配線)


GE-PON装置
(装置設置)


古河電工エンジニアによる導入
片山

関西エリアでは他の光のサービスとの競争が非常に激しいという事情があり、それに対抗するべく光を始めねばならない、また速度についても100Mbpsではなく1Gbpsで対抗する以外は手がないであろうと考え、GE-PONの導入を決定しました。近年増加しているIPのアプリケーションを流すための土管として1Gbpsの回線は必要であろう、という考えもありました。
ある程度の帯域があってスピードが出せるサービスじゃなければ、ケーブルインターネットに一度振り向いたお客さんが他社の光のサービスに流れていくことが防げないと考えています。実際、ケーブルモデムの30Mbpsのサービスから他社の100Mbps超のサービスに乗り換えていかれるユーザもありましたので、速度に対するニーズは確実にあったと考えています。
また、インフラとしては光が最終的な形態だと考えており、今GE-PONを使って光で1Gbpsのサービスが実現できるのならそれで走って行こうという判断もありました。

 
有本

ケーブルテレビユーザの乗り換えが大変多かったという事情がありましたが、今回のFTTH事業化はお客さんが他のサービスに流れていくのを止めるという意味では効果が出ていると考えています。

 


GE-PONでのサービスを始めるにあたり、不安なところはありませんでしたか。

 
片山

他にGE-PONのサービスを開始している事業者が無かったので、社内での検討段階において本当にスペックが出せるのか?どのような網構成にすればよいのか?について見習う事例が無いという点で心配はありました。ADSLでの経験もあったので上手くいく見込みはあるとは思っていました。
光インフラの構築については、昨今光自体の単価も下がってきており工事費込みで考えれば設計次第で従来の同軸と同等のところまで持っていけるのではないかと考えました。

 

今回、古河電工のGE-PONを選択頂いた理由は何でしょうか。
片山

GE-PONはASICの違いにより提供される機能に違いがあるということは判っていました。当初はどれを選択するのかという議論がありましたが、古河電工品が採用していたASICは当時としては機能的に充実しており、導入前の試験結果でも速度制限の機能など満足のできる結果を出してもらえました。当社としてもエンドユーザ毎にサービスを細かく使い分けていきたいという考えがあり、機能とニーズがうまく一致したと考えており、それらに関して非常に的確なサポートがあったと考えています。また、選定時は各ベンダともに仕様が固まっていないという状況での折衝となりましたが、そんな中具体的な提案をしてきてくれた勇気にも感心しました。

有本

予定していたサービスプランの種類が多く、高速から低速まで様々なサービスを実現せねばなりませんでしたので、速度制限の機能については重視していました。またDHCPでの運用を想定していたため、ONU配下のホストの台数制限がきっちりかかることも重視しました。

片山

導入後についても、作ったものに対しては責任を持って対応してくれていますので、非常に良いパートナーだと思っています。


今後、御社が考えられるサービスのあり方について、教えて下さい。
片山

光になったことで、インフラ整備はこれで完了したかと考えています。今後はアクセス系のサービスとして、テレビ、VoD、電話、無線サービス含めて光のインフラでの提供を進めていくという流れになると考えています。我々としては、お客様に対して光を入れれば様々なサービスが受けられますよということを訴えて行きたいと考えています。
また、0AB-JのIP電話は他の競合サービスと張り合っていくためには必須と考えています。実施にあたっては音声品質の確保含めたシステム設計が必要になってきます。GE-PON側でもQos、VLANなどの機能が必要になってくる筈ですので、その辺でも期待しています。

有本 現在のケーブルおよびADSLユーザが他社サービスに流れることを食い止めながら、新規のお客さんはFTTHによって加入していただけるようにしたいと思っています。
片山 我々としては、自分たちで構築したネットワークインフラをいかに有用に使って頂くかということを考えています。とにかく自分たちの仕事は「サービスを切らないこと」ですから、そのためにはとにかく壊れない&止まらないモノが必要であり、最も重視すべき事だと考えています。


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