従来の光ファイバケーブルでは、解体作業を行う上で、押え巻・光ファイバの分離に手間がかかり、また、押え巻が不純物としてシースに混在する問題があり、解体・分別処理コストがかかる要因となっていましたが、押え巻の構造を工夫することで解体を容易にし、リサイクルに適した構造の光ファイバケーブルです。

最も寄与が大きいライフサイクルプロセス:原料

特長

  • ケーブル製造中のシース(被覆)工程で押え巻とシースを溶融、一体化させることにより、シースを除去するとあたかも押え巻がないかのように解体できます。その結果、解体作業時間を大幅に短縮でき、ゴミの散乱を防止します。
  • 解体作業性を向上させたことにより、光ケーブルを布設・接続する際に必要な光ファイバ取り出し作業性が向上し、付設・接続工事の作業が楽になります。
  • シース、スロット、テンションメンバを容易に分離出来、経済的な材料リサイクルを可能にしました。産業廃棄物処理費用と同等でマテリアルリサイクルコストが実現できます。(当社比)
  • 押え巻がシース材と同じポリエチレンであるため、混在しても不純物になりません。
  • 外径、質量、特性は従来ケーブルと同じです。

用途

  • 各種光ファイバケーブル

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