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2012_all   29 / 48

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当社では、全社レベルで品質管理を推進するための最高 機関として、社長に直結した中央品質管理委員会を設置し ています。本委員会の主導のもと、各部門長直属の「部門品 質管理委員会」が、製品・サービスおよび業務における継続 的な品質の維持・向上を推進しています。 2011年度は2010年度の年度方針「品質への徹底的な こだわりを持ち、お客様視点で良い製品づくり」を引き継い で、@設計品質、製造品質の見える化、A経験に学んだ未然 防止活動の実施、B品質教育と人材育成への取り組みを続 けました。 具体的な目標として「お客様クレーム件数を全社で前年 度実績比10%以上削減」を掲げて取り組んだ結果、目標を 上回る37%ものクレームを削減できました。10年前と比 べ、現時点までに92%を削減したことになります。 2012年度も同様の年度方針を引き継ぎ、PDCAのサイ クルを確実に回して、お客様にご満足いただける製品の提 供に努めていきます。 当社グループでは、製造現場の従業員がサークルを結成 して品質向上や人材育成に取り組む「QCサークル活動」を 推進しています。活動にあたっては原則としてサークル員の 自主性を重んじていますが、一過性の活動で終わらないよ うに定期的な進捗状況フォローや活動結果へのコメントを 行うなど、会社がサポートすることで、サークル員のレベル アップを促しています。 さらに、各事業所での「QCサークル大会」、そこで選抜され たサークルが参加する「全社大会」を年1回開催。従業員が互 いに活動の質を競い、意欲を高める機会を提供しています。 2011年度は三重事業所で全社大会を開催し、事業所代 表の国内8サークルと各カンパニー推薦の海外4サークル がそれぞれの活動内容を報告しました。そのうち、ブラジル の関係会社FISAからの参加サークルが銀賞を受賞するな ど、海外の現場にもQCサークル活動が定着していることが 確認できました。 製品・サービス・業務品質の維持・向上 2011年度の活動状況 QCサークル活動 品質管理の基本方針 研究、開発、製造、営業、サービス、管理業務にいたるすべ ての段階、すべての部門、すべての階層において、常に事 実に基づいて管理のサイクル(PDCA)を回し、製品、サー ビスおよび業務の品質の維持・向上に努め、当社の経営方 針の実現をはかる。 お客様との関わり 古河電工は、“品質への徹底的なこだわり”を持ち、 お客様にご満足いただける、より良い製品づくりに取り組んでいます。 社会への取り組み お客様クレーム件数(古河電工) 基準 2001 2011 8 2007 27 2008 18 2009 16 2010 13 0 (年度) 50 100 (%) 100 大会の最後に参加者全員で記念撮影を実施 FISA推薦のサークルによる発表の様子 古河電工グループ サステナビリティレポート 2012 28