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2012_all   42 / 48

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当社グループは、CSR基本方針に基づき、CSR活動を推 進する専門部署であるCSR推進本部と、これを管轄する役 職であるCSRO(Chief Social Responsibility Officer)を 設けています。内部統制推進、コンプライアンス、リスク管 理、安全、環境保全、社会貢献といったCSRの観点から、企業 活動全般にわたってモニタリングの充実とCSR関連諸活動 の統一的推進を図っています。万一問題が発生した際は、事 実関係の調査や原因究明、善後策や再発防止策の策定・実 施、対外発表など、必要な措置を迅速に行える体制を整えて います。 リスク管理 当社のCSR・リスクマネジメント委員会では、定期的にリス ク調査を実施して、リスクを抽出・評価しています。その中 で、全社的に対応すべき重要リスクを定め、対策を推進して います。 CSR・リスクマネジメント委員会事務局は、これらの対策 BCM(事業継続マネジメント)活動 当社グループでは、事業継続マネジメントシステム (BCMS)を整備し、これに基づいてグループ全体でBCM活 動を進めています。 2011年度は、東日本大震災対応での反省点を抽出すべ く、全社震災事後アンケートを実施しました。これによって得 られた意見を基に、「危機管理規程(全社規程)」と「緊急対策 本部設置・運用マニュアル(CSR標準)」を見直し、新たに「非 常時連絡カード」を作成しました。 さらに、平塚事業所で「東海地震を想定したBCP訓練」 (10月)、千葉事業所で「首都直下型地震を想定したBCP訓 練」(11月)、本社で「首都直下型地震を想定した初動対応訓 練」および「緊急対策本部訓練」(12月)をそれぞれ実施。上 記の規程、マニュアル類の実効性を確認し、想定討議を行い ました。この結果をグループ全体の防災・BCM活動の推進 組織である中央防災・BCM推進委員会で審議し、再度の規 程・マニュアルの改訂に向けて手続きを進めています。 また、2011年10月にタイで発生した洪水では、関係会社 4社が冠水被害に遭い、一時的に生産を停止しました。2ヶ月 以内に代替生産への切り替えを実施しましたが、リスク対応 が不十分であったことを反省し、この経験を今後のBCM活 の進捗状況を同委員会・取締役会に逐次報告し、必要であれ ばフォローを受ける仕組みとなっています。 グローバル市場への事業展開に伴い、当社グループが直 面するリスクは年々多様化、複雑化しています。今後は、従 来のリスクマネジメントの仕組みを再整理し、経営管理と一 体となった、より実効性のあるリスクマネジメント体制の構 築をめざします。 CSR推進体制 リスクマネジメント 古河電工グループCSR基本方針 私たちは、古河電工グループ理念に基づき、 ● 国際社会の一員として、国内外の法令・社会規範や 倫理に従い、社会・地球環境との調和のとれた事業 活動を行い、技術革新を通じた社会的価値の創造に 努めます。 ● すべてのステークホルダー(利害関係者)との健全 で良好な関係を維持・向上させ、社会の持続的発展 に貢献します。 全社共通重要リスク重点管理項目(2011年度) . コンプライアンス . 品質管理 . 地震等大規模災害 . 情報セキュリティ    . 関係会社管理 . 労働安全 . 毒物・劇物管理 全社共通重要リスクと重点管理項目(2011年度) CSRマネジメント 古河電工グループは、専門部署を設置し、コンプライアンスやリスクマネジメント強化など CSR活動を統一的に推進しています。 マネジメント強化の取り組み WEB CSR推進体制図 http://www.furukawa.co.jp/csr/management/csr_manage.htm 非常時連絡カード 41 古河電工グループ サステナビリティレポート 2012