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2012_all   43 / 48

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グローバル・グループとしての コンプライアンスの浸透 当社グループでは、海外拠点を含むグループ全体でコン プライアンス強化に取り組んでいます。取り組みにあたって は、グローバル展開による事業環境の変化や、国際社会で のコンプライアンスの位置付けの変化を把握するとともに、 国際行動規範を考慮しています。 2011年度は、2011年3月の「古河電工グループCSR行 動規範」改訂に伴い、その手引き書である「古河電工グルー プCSR・コンプライアンス・ハンドブック」の第4版を発行しま した。また、海外関係会社でグループ理念・行動規範を浸透 させるため、中国・東南アジアで意見交換会を開催したほ か、ハンドブックの国際版・中国エリア版を発行しました。さ らに、各国競争法を遵守するために海外関係会社が実践す べき内容を示した「競争法コンプライアンスガイド」を日英 対訳で発行。その内容をグループ全体で共有し、競争法違 反の再発防止に取り組みました。 中国・東南アジアでの意見交換会 2011年8月、当社CSR推進本部主催の「内部統制説明会 /コンプライアンスに関する意見交換会」を上海・天津・バン コクで開催しました。当日は、中国・東南アジア地区の関係会 社から代表者が出席 し、「古河電工グルー プCSR行動規範」の改 訂について説明を受 けたあと、グローバ ル・コンプライアンス の推進に関して意見 を交換しました。 贈収賄防止 近年、米国海外腐敗行為防止法(US Foreign Corrupt Practices Act)や英国贈収賄防止法(UK Bribery Act)を はじめとして、贈収賄に関する法規制とその執行が世界的に 強化されてきています。これに伴い、グローバルに事業を展 開する企業では、贈賄リスクへの対策がこれまで以上に重 要になっています。 当社グループでは2011年度に、海外関係会社を対象と した贈賄リスク調査を実施して、どの程度贈賄リスクにさら されているのか現状を把握しました。また、2012年4月に 「古河電工グループ贈収賄禁止基本方針」を制定し、周知し ました。 今後はグループ共通のガイドラインの作成や啓蒙活動に 取り組み、グループ全体での贈収賄リスク管理体制の構築 を図ります。 動の改善に役立てていきます。 こうした取り組みが認められ、2012年4月には、内閣府所 管の特定非営利活動法人 事業継続推進機構(BCAO)の BCAOアワード2011※「優秀実践賞」を受賞しました。「委員 会活動を通じて全社的にBCM活動を推進していること」「策 定したBCPが実際に活かされ、東日本大震災で被災した事 業所の早期復旧を実 現したこと」「その経験 を積極的に社外に発 信していること」の3 点が評価されたもの です。 コンプライアンス ※ 日本国内で、事業継続(BC) 活動の普及・実践に貢献し た個人や団体を表彰する アワード表彰式の様子 意見交換会(中国・天津) 国際版と中国版エリア版のCSR・コンプライアンス・ハンドブック(表紙) 国際版(英語) 国際版(タイ語) 国際版(インドネシア語) 中国エリア版(中国語) 古河電工グループ サステナビリティレポート 2012 42