下記の新規内容に対応いたしました.
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(1) |
ProxyDNS機能において,端末からDNSリクエストを受けて,装置(FITELnet-E30)が正規のDNSサーバへ問い合わせるときのパケットの送信元IPアドレスは,従来WANインタフェースでしたが,今回LANインタフェースIPアドレスも選択できる設定を追加いたしました.
- 対象コマンド:proxydns srcipaddr=lanaddr
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(2) |
VPN-NATにおいて,NATstaticを装置NAT(nat,natp)の設定にかかわらず動作できるようになりました.
具体的には,natstatictabale コマンドでvpnpeerを指定できるようになりました.
VPN-NATではNATスタティック変換し,平文はNATP(マスカレード)変換といった構成も可能になります.
※ natstaticの範囲及びnatrangeの範囲に,VPN-NATのNATP(マスカレード)するアドレスが含まれると,正常に通信できませんので,設定しないようにご注意ください.
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(3) |
V02.04からSNMPパケットの送信元アドレスを,FITELnet-E30のSNMP送信インタフェースアドレス・LANアドレスから選択できるようになりました.
今回,さらにエージェントアドレスについてもSNMPパケットの送信元アドレスとしました.
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下記の問題点を改修いたしました.
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(1) |
FITELnet-E30・F40冗長構成において,syslogが送信されないことがある.
※本件,FITELnet-F40もV03.08で同様の改修を行っています.
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(2) |
targetinterfaceコマンドでnameを入力しなくてもエラーとならない. |
(3) |
NATの状態表示(natinfo)において通番が1000〜1024の所で1桁ずれて表示されてしまう. |
(4) |
WEB設定「簡単設定」→「モデムを使用した接続」画面でプライマリ・セカンダリのDNSアドレスを登録しても画面に表示されない. |
(5) |
FITELnet-E30・F40冗長構成において,以下の条件(and)の場合,バックアップ側(FITELnet-E30)で通信できない.
- FITELnet-E30のisdn addr=0.0.0.0(IPアドレスがダイナミックアサイン)
- FITELnet-E30がVPN on
- FITELnet-E30のvpnselector retrynego=on
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(6) |
DHCPサーバ機能において,DHCPクライアントからのDHCPメッセージにオプションが付加されていない場合※,DHCPクライアントが正常にIPアドレスが取得できない.
※従来のファームでもWindows,MAC OSなどのDHCPクライアントでは,DHCPメッセージにオプションが付加されており,IPアドレスその他の情報の取得に問題はありません.
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(7) |
ISDN接続においてIPアドレスがダイナミックアサインされる場合,装置(FITELnet-E30)の自局をソースアドレスとするWAN側に送出されるパケットについて,ISDN接続前に上記該当データがあると,1パケット目のソースアドレスがISDN接続前のインタフェースアドレス(初回時は0.0.0.0)となってしまう. |
(8) |
SAライフタイム省略時のデフォルト値がコマンド設定では,「600秒・0kbytes」だが,WEB設定では「0秒・0kbytes」となっている.
今回,WEB設定のデフォルト値を「600秒・0kbytes」に修正.
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(9) |
managerコマンドで「srcipaddr=lanaddr」「addr=0.0.0.0(デフォルトマネージャ)」設定時に,「srcipaddr=lanaddr」が機能せずに,SNMPパケットの送信元IPアドレスがWANインタフェースのIPアドレスになってしまう.
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(10) |
WEB設定「便利な設定」→「ダイアルアップ回線接続先の登録」で,登録先が適正に選択できない場合があった.
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(11) |
VPN peerアドレスが複数件登録されており,peerアドレスに対応するNATスタティックがそれぞれ登録されていた場合,先に登録してあるVPNpeerアドレスを削除した後,WEB設定「VPN NATスタティック登録」画面ではVPN peerに対応するNATスタティック情報とは異なる内容が表示されてしまう.
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(12) |
natplusstatictableコマンドとnatportコマンドで重複エントリが登録できてしまう.
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