ip split-horizon

LANインタフェースでSplit-Horizon制御を行なうかどうかを設定します。
Split-Horizon制御を行なう場合は"enable"、行なわない場合は"disable"を指定します。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 LANインタフェースでSplit-Horizon制御を行なう

Router(config)#interface lan1
Router(config-if lan 1)#ip split-horizon enable


コマンド書式

ip split-horizon { enable | disable }


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
enable | disable Split-Horizon制御を行なうかどうかを指定します。 enable:制御を行なう
disable:制御を行なわない
省略不可


この設定を行わない場合

Split-Horizon制御を行います。


Split-horizon制御とは?

RIP送信制御の方法です。
受信したRIPの宛先情報を、RIPを受信したインタフェースに対して送信するかどうかを規定します。Split-Horizon制御を行なう場合は、RIPを受信したインタフェースには送信しません。
Split-Horizon制御を行なっていないルータがネットワーク上に存在する場合、RIPで送信した情報を同じインタフェースから受信するため、そのインタフェース側にも経路が存在すると判断され、実際に送信するインタフェースが使用不可となっても、そちら側のインタフェースに経路が存在すると考えられ、データを送信してしまいます。
この機能がない場合は、経路がなくなった場合の収束が遅くなる原因となります。
Split-Horizonの拡張機能で、Split-Horizon with Poison Reverseという機能があります。
この機能は、Split-Horizonのように、RIPを受信したインタフェースに同じ宛先の情報をもつRIPを送信しないのではなく、その宛先の情報のメトリックを16(到達不能)としてRIPを送信する機能です。この機能により、さらに誤動作が防止できます。
FITELnet-F100は、Split-Horizon with Poison Reverse機能をサポートしていません。


設定モード

LANインタフェース設定モード

トップページへ