set pfs

PFS (Perfect Forward Security)を行なう際に、Diffie-Hellman鍵交換を使用したOakleyと呼ばれる暗号化技術を使用します。
このコマンドはOakley Groupを指定します。
Diffie-Hellman Groupには、1(768-bit)、2(1024-bit)、5(1536-bit)、14(2048-bit)の4種類があります。

IKEv2で複数の提案をする場合payload内では、group14, group5, group2, group1の順で提案します。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。

IKEv1/IKEV2共通コマンド

設定例1 PFS使用時のOakley Groupに、Group2を使用する

Router(config)#crypto map Tokyo 1
Router(config-crypto-map)#set pfs group2


コマンド書式

set pfs <DHグループ>


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
DHグループ Diffie-Hellmanグループ番号を指定します。 group1
group2
group5
group14
省略不可


この設定を行わない場合

IKEv1ではInitiatorとなる場合、PFSを使用しません。
Responderとなる場合は、Initiatorからの提案がGroup 1、2、5、14であれば、それを受け入れます。
IKEv2ではPFSを使用しません。


PFSとは?

Quick Modeキーが生成されるたびにキーの再交換を要求するInternet Key Exchange (IKE)の手順です。また、その際にキーの大きさ(Group1、Group2、Group5、Group14)を指定します。
セキュリティの面では強固となりますが、キーの交換に時間がかかる欠点があります。


設定モード

VPNセレクタ設定モード

トップページへ