set security-association always-up

SAの確立状態を維持するかどうかを指定します。
このコマンドを設定した場合、一度確立したSAは確立し続けます。万一、SAが切断した場合は確立するまでリトライし続けます。
always-upの監視間隔は、always-up check-intervalコマンドで指定することができます。

IPsecのAggressiveモードで運用する場合に、Initiator側に設定しておくと効果的です。
センタ側FITELnet-Fシリーズ(固定IP)-----拠点側FITELnet-Fシリーズ(動的IP)
上記の環境では通常センタ側契機のVPNは張れないため、ライフタイム等でSAの消失後はセンタ側から通信が行えません。
このコマンドを使用することで拠点側より常時SAが確立されるため、センタ側からの通信が不能になることはありません。

本設定または、if-state sync-saのどちらか一方の設定が有効であれば、UP/DOWN動作します。
また、両方の設定がない場合は常にIPsecインタフェースはUPの状態となります。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。

IKEv1/IKEv2共通コマンド

設定例1 SAを常時接続とする

Router(config)#crypto map Tokyo 1
Router(config-crypto-map)#set security-association always-up


コマンド書式

set security-association always-up


パラメータ

パラメータはありません


この設定を行わない場合

確立したSAは、Lifetimeの設定に従い解放します。


設定モード

VPNセレクタ設定モード

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