modem out-strings init

本コマンドを設定することにより、データ通信端末を初期化するための文字列を任意に指定することができます。
初期化する文字列が異なる場合は、使用するデータ通信端末に合わせて適切な文字列を設定してください。
本コマンドを設定しない場合は、ファームウェアが個別に保持している適切な文字列(ATE0V1Q0&D2&C1)が使用されます。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 データ通信端末に対して初期化文字列を設定する

Router(config)#interface modem 1
Router(config-if modem 1)#modem out-strings init 1 ATE0V1Q0&C1&D2
※初期化の内容は、下記を参照してください。
設定内容 ATコマンド例
コマンドエコー制御
データ通信端末に対して送信したコマンドを、装置側にエコーバックしない設定
E0
リザルトコード形式
リザルトコードを文字形式に設定
V1
リザルトコード表示制御
リザルトコードを表示する設定
Q0
DCD制御
DCD信号をデータリンク確立時のみONにする設定
&C1
DTR制御
DTR信号をONからOFFに制御した場合に回線を切断する設定
&D2


コマンド形式

modem out-strings init <シーケンス番号> <初期化文字列>


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
シーケンス番号 シーケンス番号を選択します。 1 省略不可
初期化文字列 データ通信端末を初期化するための文字列を設定します。 最大254文字の英数字 省略不可


この設定を行わない場合

ファームウェアが個別に保持している適切な文字列(ATE0V1Q0&D2&C1)が送信されます。


設定モード

モデムインタフェース設定モード

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