syslog file

指定したレベル以上のログ情報を、指定したディレクトリ配下にシリアル番号のディレクトリを作成しログ情報を出力します。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。

設定例1 ERR(3)レベル以上のログ情報をUSBポート1に接続されたUSBメモリに出力する

Router (config)# syslog file /usb1 level 3


コマンド書式

syslog file <保存先ディレクトリ> [max-size-kilobyte <保存サイズ>] [max-files <保存数>] [level <レベル>] [password <パスワード>[{secret | private} [encrypted]]


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
保存先ディレクトリ ログ情報を保存するディレクトリを指定します。 最大64文字の英数字 省略不可
保存サイズ 保存する1ファイルあたりのサイズ(単位:キロバイト)を指定します。指定したサイズを超える場合は、別ファイルとして保存されます。 100〜1000 1ファイルあたり1000Kbyteになります。
保存数 保存するファイル数の最大数を指定します。 1〜100 最大100ファイルになります。
レベル 出力するログ情報のレベルを指定します。 0〜7 syslogレベル7以上になります。
パスワード パスワードオプションを指定した場合は、ログ情報のバックアップを取るタイミングで暗号化します。 最大16文字の英数字 ログ情報のバックアップを取る際に暗号化しません。
secret | private パスワードを暗号化する際に共有暗号鍵を使用するか、装置固有暗号鍵を使用するかを指定します。※1
secret 暗号化する際に共有暗号鍵を使用する
private 暗号化する際に装置固有暗号鍵を使用する
secret
private
パスワードを暗号化しません
encrypted パスワードを暗号化処理するかどうかを設定します。
このオプションを付加することにより、パスワードは暗号化済みと判定されます。※2
secretまたは、privateと組み合わせて使用するため、secret、privateの指定が無い場合は、encryptedを指定することは出来ません。
encrypted パスワードを暗号化データとして扱いません
※1:このオプションは、設定するとすぐに有効となり、パスワードが暗号化されて表示されencryptedオプションが自動的に付加されます。
※2:パスワードが既に暗号化済みの場合は、このオプションを指定する必要があります。


この設定を行わない場合

ログ情報をファイルに出力しません。


syslogのレベルとは?

syslogのレベルとは、ログメッセージの緊急度を表します。
RFC3164では、以下のように規定されています。
レベル名 レベル番号 メッセージの内容・緊急度
EMERG 0 システムが利用できなくなった(ぐらい緊急度が高い)
ALERT 1 早急に対応しなくてはならない
CRIT 2 緊急状態
ERR 3 エラー発生状態
WARNING 4 注意が必要
NOTICE 5 お知らせ程度
INFO 6 情報
DEBUG 7 デバッグメッセージ


設定モード

基本設定モード

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