set encap ip dscp

アクションとして、カプセル化するIPv4ヘッダに対するマーキングを設定します。
出力インタフェースがIPsecインタフェースもしくはトンネルインタフェースで、かつOuterがIPv4の場合に、カプセル化するIPv4ヘッダのdscpを指定した値にマーキングします。
precとtosは組み合わせて用いることができますが、dscpとは排他となります。
dscpが設定されている場合はdscp設定が優先されprecとtosの設定は無効となります。
dscpが設定されていない場合のみprecとtosの設定が有効になります。
本設定は outputのQoSでのみ指定する事ができます。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。

V01.10(00)以降サポート

設定例1 カプセル化するIPv4ヘッダに対するマーキングとして、dscpにefを設定する。

Router(config)#action-map stream-action
Router(config-action-map)#set encap ip dscp ef


コマンド書式

set encap ip dscp {<dscp値>|<dscp名称>|<copy>}


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
dscp値 dscp値を設定します。 0〜63 省略不可
dscp名称 dscp名称を設定します。 ef(101110b), bf(000000b)
af11(001010b), af12(001100b)
af13(001110b), af21(010010b)
af22(010100b), af23(010110b)
af31(011010b), af32(011100b)
af33(011110b), af41(100010b)
af42(100100b), af43(100110b)
省略不可
copy マーキング設定があった場合でも、innerの元データの値をコピーします。 copy 省略不可


この設定を行わない場合

マーキングは行なわれません。


設定モード

アクションマップ設定モード

トップページへ