set encap ip prec

アクションとして、カプセル化するIPv4ヘッダに対するマーキングを設定します。
出力インタフェースがIPsecインタフェースもしくはトンネルインタフェースで、かつOuterがIPv4の場合に、カプセル化するIPv4ヘッダのprecを指定した値にマーキングします。
precとtosは組み合わせて用いることができますが、dscpとは排他となります。
dscpが設定されている場合はdscp設定が優先されprecとtosの設定は無効となります。
dscpが設定されていない場合のみprecとtosの設定が有効になります。
本設定は outputのQoSでのみ指定する事ができます。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。

V01.10(00)以降サポート

設定例1 カプセル化するIPv4ヘッダに対するマーキングとして、precにroutineを設定する。

Router(config)#action-map stream-action
Router(config-action-map)#set encap ip prec routine


コマンド書式

set encap ip prec {<precedence値>|<precedence名称>|<copy>}


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
precedence値 precedence値を設定します。 0〜7 省略不可
precedence名称 precedence名称を設定します。 routine(0), priority(1)
immediate(2), flash(3)
flash-override(4)
critical(5), internet(6)
network(7)
省略不可
copy マーキング設定があった場合でも、innerの元データの値をコピーします。 copy 省略不可


この設定を行わない場合

マーキングは行なわれません。


設定モード

アクションマップ設定モード

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