set encap ip tos

アクションとして、カプセル化するIPv4ヘッダに対するマーキングを設定します。
出力インタフェースがIPsecインタフェースもしくはトンネルインタフェースで、かつOuterがIPv4の場合に、カプセル化するIPv4ヘッダのtosを指定した値にマーキングします。
precとtosは組み合わせて用いることができますが、dscpとは排他となります。
dscpが設定されている場合はdscp設定が優先されprecとtosの設定は無効となります。
dscpが設定されていない場合のみprecとtosの設定が有効になります。
本設定は outputのQoSでのみ指定する事ができます。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。

V01.10(00)以降サポート

設定例1 カプセル化するIPv4ヘッダに対するマーキングとして、tosにmin-momentary-costを設定する。

Router(config)#action-map stream-action
Router(config-action-map)#set encap ip tos min-momentary-cost


コマンド書式

set encap ip tos {<precedence値>|<precedence名称>|<copy>}


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
tos値 tos値を設定します。 0〜15 省略不可
tos名称 tos名称を設定します。 min-momentary-cost(1)
max-reliability(2)
max-throughput(4),
min-delay(8) ,normal(0)
省略不可
copy マーキング設定があった場合でも、innerの元データの値をコピーします。 copy 省略不可


この設定を行わない場合

マーキングは行なわれません。


設定モード

アクションマップ設定モード

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