set encap ipv6 dscp

アクションとして、カプセル化するIPv6ヘッダに対するマーキングを設定します。
出力インタフェースがトンネルインタフェースでかつOuterがIPv6の場合に、カプセル化するIPv6ヘッダのdscpを指定した値にマーキングします。
対象パケットがIPv6パケットではなかった場合、本設定は無視されます。traffic-classとdscpとは排他となります。
コンフィグ読み込み側での処理とし、dscpが設定されている場合はdscp設定が優先されtraffic-classの設定は無効になります。
dscpが設定されていない場合のみtraffic-classの設定が有効になります。
本設定は outputのQoSでのみ指定する事ができます。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。

V01.10(00)以降サポート

設定例1 カプセル化するIPv6ヘッダに対するマーキングとして、dscpにefを設定する。

Router(config)#action-map stream-action
Router(config-action-map)#set encap ipv6 dscp ef


コマンド書式

set encap ipv6 dscp {<dscp値>|<dscp名称>|<copy>}


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
dscp値 dscp値を設定します。 0〜63 省略不可
dscp名称 dscp名称を設定します。 ef(101110b), bf(000000b)
af11(001010b), af12(001100b)
af13(001110b), af21(010010b)
af22(010100b), af23(010110b)
af31(011010b), af32(011100b)
af33(011110b), af41(100010b)
af42(100100b), af43(100110b)
省略不可
copy マーキング設定があった場合でも、innerの元データの値をコピーします。 copy 省略不可


この設定を行わない場合

マーキングは行なわれません。


設定モード

アクションマップ設定モード

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