check signal-quality

電波状態監視機能により取得したデータ通信端末の電波信号品質の値と、本設定で指定した電波信号品質値の比較により真(true)、偽(false)をイベント通知します。
電波状態監視ができないデータ通信端末や、対象となるデータ通信端末がデタッチ状態になった場合は、invert の有無に関わらず未定(unknown)をイベント通知します。

電波信号品質を定期的に取得するには、monitor signal-qualityコマンドの設定が併せて必要です。
監視対象が usb-ethernet の場合は、monitor signal-quality コマンドの設定が無くても動作します。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 10秒以上電波信号品質値が-90dBm以上の場合は、trueとして通知する

Router(config)#event-class 1
Router(config-event-class 1)#check signal-quality -90 modem 1 hold-times 10


コマンド書式

check signal-quality <電波信号品質>modem 1 [hold-times <TRUE確定時間>[<FALSE確定時間>]] [invert]
check signal-quality <電波信号品質> usb-ethernet <USB Ethernet ポート番号> [invert]


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
電波信号品質 判定基準とする電波信号品質を指定します。 -113〜-50 省略不可
TRUE確定時間 前回の状態が真(true)以外で、TRUE 確定時間(単位:秒)の間にデータ通信端末の電波信号品質が、指定した値以上となった場合に状態を真(true)としてイベント通知も真(true)を通知します。
ただし、invert が指定されている場合のイベント通知は偽(false)を通知します。
0〜86400 TRUE確定時間は、0秒となります。
FALSE確定時間 前回の状態が偽(false)以外で、FALSE 確定時間(単位:秒)の間にデータ通信端末の電波信号品質が、指定した値未満となった場合に状態を偽(false)としイベント通知も偽(false)を通知します。
ただし、invert が指定されている場合のイベント通知は真(true)を通知します。
0〜86400 TRUE確定時間と同じになります。
invert 真(true)と偽(false)の状態を反転させて通知する場合に指定します。 invert 真(true)、偽(false)をそのまま通知します。
USB Ethernetポート番号 状態監視を行うUSB Ethernetポート番号を指定します。 1 省略不可
※USB Ethernetポート番号は、V01.12(00)以降サポート


この設定を行わない場合

電波信号品質値をイベントアクションとして通知しません。


設定モード

イベントクラス設定モード

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