threshold

監視のポリシーと閾値を設定します。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 上方監視、TRUEとする使用率を80%、FALSEとする使用率を75%とする

Router(config)#watch-class 1
Router(config-watch-class 1)#threshold ge percentage 80 hysteresis 5


コマンド書式

threshold {ge|gt|le|lt} {value <閾値> hysteresis <変移値> | percentage <使用率> hysteresis <変移率>}


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
監視ポリシー 監視の方法を指定します。

ge 上方監視、閾値含み設定値以上の場合にTRUE
gt 上方監視、閾値含まず設定値を超える場合にTRUE
le 下方監視、閾値含み設定値以下の場合にTRUE
lt 下方監視、閾値含ず設定値未満の場合にTRUE
ge
gt
le
lt
省略不可
閾値 監視する際の、TRUEと判定する閾値を設定します。 0〜2147483647 省略不可
変移値 設定閾値に達した後、どのくらい値が変移したらFALSEと判定するかを設定します。
閾値から変移値を引いた値が判定値となります。
0〜2147483647 省略不可
使用率 監視する際の、TRUEと判定する使用率を設定します 0〜100 省略不可
変移率 設定使用率に達した後、使用率が何パーセント変移したらFALSEと判定するかを設定します。
使用率から変移率を引いた値が判定値となります。
0〜100 省略不可


自律監視機能の説明

Router(config)#watch-class 1
Router(config-watch-class 1)#target cpu
Router(config-watch-class 1)#threshold ge percentage 80 hysteresis 5
Router(config-watch-class 1)#interval 10 2
Router(config-watch-class 1)#times 5 2
exit

監視対象 CPU使用率
監視ポリシーと閾値 上方監視、CPU使用率80%以上でTRUE、75%以下でFALSE
監視間隔 TRUE状態では10秒間隔、FALSE状態では2秒間隔で監視
監視回数 TRUE状態では5回、FALSE状態では2回

FALSE状態では2秒間隔で監視。5回連続でCPU使用率が80%以上の場合にTRUEに遷移します。
TRUE状態では10秒間隔で監視。2回連続でCPU使用率が75%を下回っている場合にFALSEに遷移します。


この設定を行わない場合

監視を行いません。


設定モード

Watch クラス設定モード

トップページへ