offset-list

access-listで指定した経路情報の送受信RIPに対して、任意のメトリック値を加算します。
RIP送信時は、設定したメトリック値を加算後にRIPを送信し、RIP受信時は設定したメトリック値を加算後に経路登録を行います。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 192.168.100.0/24にマッチする経路情報のRIP受信時に、メトリック値に3を加算してRIPテーブルに登録する

Router(config)#access-list 10 permit 192.168.100.0 0.0.0.255
Router(config)#router rip
Router(config-rip)# offset-list 10 in 3


コマンド書式

offset-list <access-list番号> { in | out } <メトリック値> [インタフェース名]


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
access-list番号 メトリック値を加算対象とするアクセスリストの番号を指定します。 1〜99
1300〜1999
省略不可
{in | out} in(受信時)または、out(送信時)のどちらでメトリック値を加算するかを指定します。 in
out
省略不可
メトリック値 加算するメトリック値を指定します。 0〜16 省略不可
インタフェース名 適用するインタフェースのインタフェース名を指定します。 lan 1
ewan 1〜2
pppoe 1〜24※1
dialer 1〜20※2
ipsecif 1〜500※3
vlanif 1〜16
全インタフェースで適用
※1:F80の場合は、1〜5になります。
※2:F100のみ指定可能です。

※3:F80の場合は、1〜32、F100の場合は、1〜100になります。
    ipsecifパラメータは、F80:V01.03(00)、F100:V02.09(00)、F1000:V02.09(00)以降サポート


この設定を行わない場合

RIP受信時にメトリック値が1加算されます。


設定モード

RIPサービス設定モード

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