古河電工ネットワーク機器の総合ブランド ファイテルネット
古河電工
FITELnetトップ製品ラインナップイベント&セミナーセールス&サポート
Routing to the Future FITELnet
お問い合わせはこちら
F1000トップ マニュアル&カタログ ファームウェア 設定例 技術情報 FAQ

FITELnet-F1000ファームウェア リリースノート

FITELnet-F1000 firm V02.03(00) 05/11/14 release
---FITELnet-F1000ファームウェア V02.02(00)からの変更点---
下記の新規機能を追加いたしました
(1) イベントアクション機能を拡張しました。

イベント部(event-class設定)に以下の機能を追加しました。
  • VRRP状態監視機能
    設定したVRIDのVRRP状態監視を行うことができます。

  • イベントフラップダンプニング機能
    イベントのフラッピング(ばたつき)によってアクションが多発するのを抑止することができます。
アクション部(event-action設定)に以下の機能を追加しました。
  • メール送信機能
    電子メールの送信を行うことができます。メールのサブジェクトや本文の内容を設定することも可能です。

  • QoS制御機能
    指定したポリシーフラグ名のフラグ(有効/無効)を制御します。
    本コマンドおよび、クラスマップ設定モードの"match policy-flag"コマンドを使用することにより、イベントが発生した場合と、していない場合で、QoSやポリシールーティングの制御を変えることが可能となります。

  • IPsec制御機能
    指定したISAKMPポリシー番号のSAを解放することができます。

  • 経路監視停止機能
    icmp-classコマンド


下記の変更を実施いたしました
(1)  show xxx.cfg で表示される ip dhcp pool lan1 の設定行の位置が、ファームバージョンによって異なっていました。機能上の問題は発生しませんが、interfaceモード設定の上に位置するように変更しました。
(2)  IKE SAのlifetime満了30秒前から、該当するIKE SAを使用したパケット送信を停止する仕様になっていますが、他装置との接続性を考慮して、lifetime満了前の30秒間であっても、keepaliveの応答については送信できるようにしました。
(3)  IKEでのkeepalive(DPDおよびDPD-prop)がfail した場合に、vpnlogに記録するようにしました。
(4)  InformationalパケットでのInitial-contactを受信するケースにおいて、従来は旧IPsec SAのみを削除していましたが、旧IKE SAの削除も行うようにしました。
(5) crypto isakmp policy設定モードのkeepaliveコマンドに、response-only パラメータを追加しました。これにより、対向装置からのkeepaliveには応答するが、自装置からのkeepalive監視は行わない運用が可能となります。


記の問題点を改修いたしました
(1) IPsec冗長機能を使用する構成において、センター側VPN装置のLAN側インターフェースがダウンしてバックアップ経路通信に切り替わった場合に、センター側VPN装置のLAN側インターフェースがアップしてもメイン経路通信に戻らないことがありました。
(2) OSPF使用時にルート数の上限を超えてルート情報を受信・登録できてしまっていました。
(3) SA確立状態で keepalive-icmp source-interface 設定を削除しrefreshしても、keepalive-icmpパケットの送信元アドレスが設定削除前のsource-interfaceで指定されたものになっていました。
(4) AggressiveモードのResponder側となった場合に、keepalive always-sendの設定をしても、keepaliveのパケットが送信されなくなってしまうことがありました。
(5) タイマ登録処理において時刻情報の取り扱いに問題があり、以下の現象が発生する可能性がありました。
  • ルーティングプロトコル(RIP、OSPF、BGP、RIPng)の定期送信パケット停止
  • working.cfg編集状態でresetコマンドを実行した場合の警告メッセージ誤動作
  • IPv6におけるRA広告機能停止
  • IPv6におけるDHCPクライアント機能停止
  • VRRP機能におけるマスター状態に遷移した経過時間の不正表示
(6) 複数のevent-actionに同じ宛先への経路情報追加を行う設定を行った場合に、経路情報が削除されたり変更されてしまうことがありました。
(7) OSPFで配信されたデフォルトルートが有効になりませんでした。
(8) DPD の keepalive が Failして SA を消す場合に、deleteメッセージを送信していませんでした。
(9) event-actionモードの add ip route コマンドにおいて、add ip route <ip> <mask> connected ipsecif までが同じだと上書きされてしまい、ipsecif 向けの複数ルートの追加ができませんでした。
(10) event-actionモードの add ip route コマンドにおいて、add ip route <ip> <mask> までが同じで <nexthopアドレス>の異なる設定を行うと上書きされてしまい、複数ルートの追加ができませんでした。
(11) 予期せぬ事態において装置が自律リセットを行う場合に、次の問題がありました。
  • 自律リセットが完了せずに装置停止する可能性がありました。
  • 自律リセットのログが残らない可能性がありました。
(12) crypto isakmp policyモードの keepalive のヘルプ文字列を修正しました。
(13) INBOUND SAが256個、OUTBOUND SAが0個となっている状態で IKE keepalive 動作を行うと、SAがないと誤判断して keepalive パケットを送信しない可能性がありました。
(14) Quick Mode の Responderで QM-3rd パケット受信前に EWAN インターフェースがダウン(ケーブルを抜く等)した場合に、Quick Modeネゴシエーションのタイムアウトを迎えても、QM-1st受信時に作成したSAを削除することができませんでした。
(15) IKE SAのlifetime計測処理において、計測誤差が累積する問題がありました。
(16) keepalive(DPD)動作において、DPDリクエストパケットの送信が1回抜ける等の動作が発生することがあり、VPNピアのダウンを検出するタイミングが遅れる可能性がありました。
(17) nullインターフェース宛の中継パケットを連続的に送信すると、slogに下記のログが記録されることがありました。

  ”unable to enter address for IPアドレス (could not allocate llinfo) ”
(18) router rip 設定モードの distribute-list コマンドで VLANインターフェース指定を行った場合に、RIPフィルタの内容が有効となりませんでした。VLANインターフェース以外の指定を行った場合には、問題なく動作していました。
(19) IPsecとQoSを併用する設定で、多数のSAを収容もしくはlifetime 設定が短く、SAの張り替えが頻繁に行われる環境下において、以下の vpnlog が記録されて、ESP通信が停止する現象が発生することがありました。

  ”espInputAsync driver error (109) ”
  ”safn_des_cbc_mbuf_async error (-1) ”
(20) イベントアクション機能関連の設定変更を行いrefreshした場合に、即時有効処理が正しく動作しないことがありました。
(21) event-map で複数の event-class が一つの event-action にマップされていると、正しく動作しないことがありました。
(22)  ipv6 route コマンドのネクストホップにインタフェース名を指定した状態で、その経路を削除して refresh すると、running.cfg からは削除されても、実際のルート情報が削除されませんでした。 
(23)  event-action モードの add ip route コマンドを複数行登録したコンフィグファイルを、カット&ペーストして流し込んだ場合に、!EXCEPTION! Data TLB Error の文字列がコンソール上に記録されて、装置の自律リセットが発生することがありました。
(24)  「NISCC-273756 ISAKMP プロトコルの実装に複数の脆弱性」にて報告されている問題について対応しました。脆弱性の詳細についてはこちら


ページトップへ

All Rights Reserved, Copyright(C) FURUKAWA ELECTRIC CO., LTD. 2007