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> FITELnet-F140 firm V01.02(00) 08/12/01 release
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下記の新規機能を追加いたしました |
(1) |
ワイヤレス回線を常時接続する機能をサポートいたしました。 従来はデータがある場合もしくはコマンドにより回線接続を実施した場合のみワイヤレス回線を接続していましたが、常時接続機能により、常にワイヤレス回線を接続状態にすることができます。 設定例: Router(config)# interface mobile 1 Router(config-if mobile 1)# auto connect on continuous ※下線部の設定を追加 設定モード: モバイルインタフェース設定モード |
(2) |
イベントアクションの状態を、MIBで取得できる機能をサポートいたしました。 MIB定義ファイルは、こちらを参照してください。 |
(3) |
イベントアクションの状態が変化した場合に、SNMPトラップを送信する機能を追加いたしました。 設定例: Router(config)# event-action 1 Router(config-event-action 1)# send snmp-trap 設定モード: イベントアクション設定モード および Router(config)# snmp-server enable traps event Router(config)# snmp-server host <IP address> <community> event ※下線部の設定を追加 設定モード: 基本設定モード MIB定義ファイルは、こちらを参照してください。 |
(4) |
ワイヤレス回線にて、LCPのKeepAliveを送信し、応答がない場合には回線を切断する機能をサポートいたしました。 設定例: Router(config)# interface dialer 1 Router(config-if dialer 1)# lcp keepalive 設定モード: ダイヤラーインタフェース設定モード |
(5) |
データ通信カードを通信可能な状態に戻すオペレーションコマンドをサポートしました。detachコマンドにより抜去可能状態となっているデータ通信カードを、attachコマンドにより再度通信可能な状態に戻すことができます。 コマンド実施例: Router# attach card 1 % Card 1 is manually attached 実行モード: ユーザモード、特権ユーザモード |
(6) |
イベントアクション機能のアクションとして、データ通信カードのリセットを行う機能をサポートしました。データ通信カードが何らかの異常により応答しなくなくなったような場合に、データ通信カードのリセットにより復旧できる場合があります。 設定例: Router(config)# event-action 1 Router(config-event-action 1)# reset card 1 設定モード: イベントアクション設定モード データ通信カードへの操作も行なえないほど、データ通信カードが異常となっている場合には、装置を自動再起動して復旧します。 |
(7) |
装置が起動してからの経過時間を表示するコマンドをサポートいたしました。 コマンド実施例: Router# show uptime System has been running for 1 day(s), 06:17:41 実行モード: ユーザモード、特権ユーザモード |
下記の変更を実施いたしました |
(1) |
RIPのdistribute-list、offset-listの送信/受信インタフェースの指定に、ipsecインタフェースを指定できるようにいたしました。 設定例: Router(config)# router rip Router(config-rip)# distribute-list 1 in ipsecif 1 Router(config)# router rip Router(config-rip)# offset-list 1 in 0 ipsecif 1 設定モード: RIPサービス設定モード |
(2) |
ユニキャスト RIP ネイバーへの到達手段がイベントアクションで登録された経路の場合でも、受信した RIP 経路が有効となるよう変更いたしました。 該当設定: Router(config)# router rip Router(config-rip)# unicastrip 設定モード: RIPサービス設定モード |
(3) | show running.cfg, show working.cfgコマンドで、各設定モードを指定して該当設定情報のみ表示を行えるように変更いたしました。従来は、インタフェースモードのみ指定可能でした。 |
(4) | IPsec-SAを表示するコマンド(show crypto ipsec sa)で、crypto-mapの番号を指定して特定のIPsec-SAのみを表示する機能を追加いたしました。 |
(5) | ISAKMP-SAを表示するコマンド(show crypto isakmp sa)で、設定時に指定したcrypto-isakmp番号を指定して、特定のISAKMP-SAのみを表示する機能を追加いたしました。 |
(6) | ISAKMP-SAを表示するコマンド(show crypto isakmp sa)で、確立しているISAKMP-SA数を表示するよう変更いたしました。 |
(7) | モバイルインタフェース設定モード(interface mobile)の各コマンドをrefreshにより有効とするよう変更いたしました。 |
(8) |
データ通信端末が異常であると認識した場合に出力するログとして、以下のログ(slog)を追加いたしました。 CS off continues over XXsec ・・・・・・・・・制御線CSが、XX秒以上継続してOFFとなっている CS ON was detected after XXsec ・・・・・・・・・制御線CSが、XX秒以上継続後にONとなった DISC at waiting for CS (XXsec) ・・・・・・・・・下線部を追加。制御線CS=OFFとなるのを待って回線を切断した。カッコ内にCS=OFFを検出するまでに要した時間を表示するようにした。 |
(9) |
detachコマンド発行時に、ワイヤレス回線が接続中の場合には、以下のメッセージを表示して、回線を切断しても良いかどうかを問い合わせるようにいたしました。 コマンド実施例: Router# detach card 1 Card 1 is occupied. Do you want to forced detach the card ?[yes/no]: 実行モード: 特権ユーザモード また、detachコマンドに forcedオプションを追加し、問い合わせを行うことなく、detach状態にする機能を追加いたしました。 |
(10) | ソフトバンクコネクトカードC01SIにおいて、ワイヤレス回線が接続していない状態であってもC01SIの円形LEDが点灯するように変更いたしました。 |
(11) |
ICMP監視機能の監視間隔の設定範囲を変更いたしました。従来は最大の送信間隔が600秒でしたが、2000000秒に変更いたしました 設定例: Router(config)# icmp-class 1 Router(config-icmp-class 1)# interval 2000000 設定モード: ICMPクラス設定モード |
(12) |
ICMP監視機能において、UNKNOWN状態の場合は、restorationで指定した間隔でICMP監視を行なうように変更いたしました。従来は、UNKNOWN状態の場合は、intervalで指定した間隔でICMP監視を行っていました。 該当設定: Router(config)# icmp-class 1 Router(config-icmp-class 1)# interval 2000000 restoration 10 設定モード: ICMPクラス設定モード |
(13) | イベントアクション機能のアクション設定において、アクションの設定の中身がない場合でもステータスを状況に応じて変化させるように変更いたしました。従来は、何らかのアクションが設定されている場合だけステータスを変化させていました。 |
(14) | CBQ使用時の、帯域利用の精度を向上いたしました。 |
下記の問題点を改修いたしました |
(1) |
OSPFサービス設定モードに default-metric設定が存在するとroute-mapによるフィルタが機能しなくなり、経路のredistributeが全くできなくなる問題がありました。 該当設定: Router(config)# router ospf Router(config-ospf)# default-metric xxx 設定モード: OSPFサービス設定モード |
(2) |
RIPサービス設定モードでdistribute-listコマンドで経路をフィルタしている状態から、同コマンドを削除して refreshしても、経路がフィルタされたままとなる問題がありました。 該当設定: Router(config)# router rip Router(config-rip)# distribute-list 1 in lan 1 設定モード: RIPサービス設定モード |
(3) | IPv4 over IPv6 IPsec接続において、IPsecインタフェースでのTOSマーキングを行った場合に、装置の再起動が発生する場合がありました。 |
(4) | show interface ipsecifコマンド、show ip interface ipsecifコマンドにおいて、一部のインタフェースの情報が表示されない問題がありました。 |
(5) | イベントアクション機能でmetric値を省略して経路を追加した場合、 該当経路のmetric値が1であるべきところ、0と表示されていました。 |
(6) | コンソール、telnet、sshで同時にコマンドを投入した場合、投入したコマンドが実行されない問題がありました。 |
(7) | VPN-NATを使用する設定でNAT逆変換後の宛先アドレスへの経路が存在しない場合に、装置の再起動が発生する場合がありました。 |
(8) | dialer 1以外でワイヤレス回線を接続している場合、STATUS LEDが正しく点灯しない場合がありました。 |
(9) | 切断状態になったダイアラーインタフェースに対してshow ip interface dialerを実行すると、以前、接続した際に取得したIPアドレスが表示される問題がありました。 |
(10) | イー・モバイルのデータ通信カードD01NEとD02NEを利用した場合、ワイヤレス回線の動作状態によっては、まれに正しいフレームをエラーフレームと誤認識し、フレームを廃棄してしまう場合がありました。 |
(11) | 装置起動後にイー・モバイルデータ通信カードD01NE、D02NEを装着した場合、他のインタフェースの通信で1秒程度の遅延が起こる問題がありました。 |
(12) | 回線切断時、データ通信端末やワイヤレス回線の状況により、切断処理に時間を要した場合に、その後、接続できなくなる問題がありました。 |
(13) | モバイルインタフェース設定モードにて shutdown設定をしても、モバイルインタフェースが使用できる問題がありました。 |
(14) |
1ポートにVLANを複数設定すると、以下のログ(elog)が記録される問題がありました。 smuxsend() : k_sendto smux_trap() : smuxsend() snmp library call error |