ビールのびんや缶を振ったりしてから栓を開けると泡が激しく噴きこぼれます。
これは、ビールの中に溶け込んでいる炭酸ガスが、気化して逃げ出すためです。炭酸ガスの場合では、15℃で1気圧のとき、水では約0.2%、ビールだと0.17%で溶けている限度、つまり飽和状態になります。ところが実際は、ビールには0.5%近い炭酸ガスが含まれているのです。これは過飽和の状態といい、一般には非常に不安定な状態で、液体中の気体は空気中に逃げやすくなっています。しかし、ビールは炭酸ガスが過飽和の状態に溶け込んでいても、比較的安定しています。これはビールの中のコロイド物質が、炭酸ガスを吸着するためと考えられています。ところが、揺り動かされたりショックを与えられたりすると、この状態では耐えられなくなり、噴き出すという現象になるのです。
このような現象を応用してプラスチックの中に空気を閉じ込めたのが、発泡プラスチックです。 プラスチックの中に空気を閉じこめたことで、同じ体積のプラスチックに比べ軽量にすることができます。 また、中に空気があるので断熱性、クッション性が得られます。
発泡とは
空気の気泡によって体積を大きくすることです。これにより大きい体積の割りに軽量な素材ができます。また、空気層があるので、断熱性能や緩衝(クッション)性能が加わります。

独立気泡
空気の入った気泡がつながっていないものを独立気泡といいます。古河の商品のほとんどは独立気泡の商品です。
連続気泡
気泡どうしがつながっているものを連続気泡といいます。