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古河電工時報 第104号

環境適合電線の開発

山田 仁,西口雅己

概要

近年,環境への配慮が社会的課題となってきており,また法規制の面においても2001年には家電リサイクル法が施行されることとなり埋立て・焼却しても環境への影響の少ないノンハロゲン材料が求められている。これまでのノンハロゲン材料は例えば機械的特性が低かったり,傷つきやすい,耐熱性に乏しい等の種々の問題があった。本開発のノンハロゲン材料は優れた難燃性を有しているのみならず,外傷,こすれ等の機械的特性にも優れている。またハロゲンのみならず,有害重金属やリンを含んでいないことから,リサイクルにも対応でき,今後の電線被覆材料として非常に有益であると言える。更にこの材料は家電用電線のみならず自動車用電線等の他の電線材料としても適用が可能である。また同時に開発を行ったモールド材料は電源コードモールド材等に使用可能である。


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