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古河電工時報 第104号

葛野川発電所向け500kV CVケーブルの納入

鈴木 章,中村信二,松田守晃,田中 洋,塩満正明,平賀清秋,足立潔美,平塚勝義,松田和彦,八木正史,須藤彰久,菅原君二

概要

東京電力(株)葛野川発電所は,完成後,最大出力が160万kWとなる我が国最大級の純揚水発電所であり,現在 I 期分(40万kW×2台,ケーブル1回線)の新設工事中である。このうち古河電工(株)は,1,2号機用でEMJ及び水平EBG等新技術を適用した,500kV CVケーブルを平成10年11月,無事故無災害で布設,接続工事を完了し,耐圧試験も終了した。
本線路は,発電所の構内連絡ケーブルとして過去に例を見ない亘長約2300mもの長尺線路で,輸送上の制約から中間に絶縁仕様の接続部(EMJ)を設けている。本線路は新京葉豊洲線と基本的な設計思想,施工条件は同一であり,蓄積された技術,技能が反映されている。また発電所の環境に整合した施工については,社内で実規模の実証試験をトレーニングをかねて実施し電気試験を含めすべて問題がないことを確認し,現地施工にこの知見を反映させ完工したものである。なお本設備は,平成11年12月から営業運転が開始される予定である。


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