ページの始まり



古河電工時報 第106号

自動車用乗員検知センサ

久保木尚文,岡村浩代,榎本貴行,西本卓矢,大上壽一,安東和義

概要

自動車の衝突安全装置や運転支援技術の高機能化を目指して,座席状況(乗員体格,チャイルドシートの有無など)を判断するセンサの開発を進めている。特に米国においてはエアバッグの加害性低減が求められており,そのためには乗員体格や姿勢などを判断するセンサが必要と言われている。我々は感圧フィルムセンサを用いて座席に加わる乗員の荷重分布データを測定し,乗員体格をクラス分類する方法の検討を行った。座席に加わる荷重分布に認められる二つのピークの距離及び加圧されている幅から乗員の身体特徴を判断する方法について判断精度の検証を行い,大人と子供の識別では90%程度の判別正解率を期待できることがわかった。


ここからサブカテゴリメニュー

サブカテゴリメニューここまで


ページの終わり