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古河電工時報 第108号

波長多重励起光源を用いた広帯域WDM伝送用ラマン増幅器の開発

江森芳博,並木 周

概要

波長多重励起方式によるラマン増幅器の利得特性が各励起波長から発生する利得の重ね合わせで表現できることを確認し,これを用いた合成利得の設計方法を開発した。一例として,1 THz間隔をベースとした波長多重励起方式を用いたラマン利得の平坦化設計を示し,1 THz間隔のグリッド波長の中から選択された12波長を多重化した励起ユニットを用いて1527 nmから1607 nmの帯域において0.1 dBの平坦度をもつラマン利得を実現した。また,新たな波長を追加することによって利得帯域を拡張することを考えた場合に,利得平坦度を維持しながら帯域が拡張できるような追加波長の選択指針を示した。


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