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古河電工時報 第110号

被覆材リサイクル電線・ケーブルの開発

村田孝一,饗場 潔,大屋紳午,冨永康博,松本鉄男,水野晃一,本宮秀行

概要

配電用電線・ケーブルに被覆材として使用されている塩化ビニル(PVC)は,撤去回収後に電線被覆として再利用されることはほとんどなく,他の用途向けとしての再利用や産業廃棄物処理がされていた。今回撤去後の分別・回収方法,被覆材の再生方法,再生材の適用方法等の検討を行うことにより,撤去電線・ケーブルから得られる回収被覆材を再生したリサイクル被覆材適用電線・ケーブルの開発に成功し,コストについても新材に対して遜色のないレベルで製造可能な運用システムを構築した。本研究にて検討した被覆材は,いずれも東京電力(株)殿から発生する配電用品の撤去電線であり,リサイクル後も同じ東京電力(株)殿にリサイクル電線・ケーブルとして納入する予定である。


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