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古河電工時報 第111号

結晶型デポラライザの開発

風味 創,松下俊一,江森芳博,村瀬 崇,露木真道,山本邦宏,松浦 寛,並木 周,柴 啓明

概要

ファイバ・ラマン・アンプ(以下ラマンアンプ)は,その特性の優位性から普及が広まっているが,ラマンゲインの偏光依存性が大きいためにアンプ設計ではその影響を小さくする様々な工夫がなされている。その中で,デポラライザは大きな役割を担っており,偏波保持ファイバの45°融着型が実用化されているが,収納スペースの確保,アンプ内の温度変動による偏光度(DOP: Degree Of Polarization)劣化によるラマンゲインの不安定化などの問題がある。そこで今回,それらの改善を目的に結晶型デポラライザを開発し,小型化,及びDOPの温度依存性の低減を実現した。ラマンアンプの普及と共に今後の需要増加が期待される。


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