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古河電工時報 第114号

新型鉛フリーリフロー炉の開発

山根基弘,折田伸昭,宮崎浩一,周 偉銘

概要

リフロー炉における性能改善の最大のテーマは,はんだ溶融時に基板各部に発生する温度差⊿Tを極限まで小さく押さえ込むことにある。鉛フリー化により従来より厳しいプロセスマージンでの温度管理が必要となるため,ここでは,リフロー炉の基本加熱性能である熱風熱伝達率αの大幅な向上を開発の達成目標とした。本開発では熱風発生エンジンの見直し,特に熱風パネルのデザイン変更を行い,従来に比べて加熱性能を大幅に向上させた鉛フリーリフロー炉を開発した。開発手法として熱伝達率測定・流れ場の可視化といったこれまでに培ったプロセス診断技術を効率的に活用することにより,5ヶ月という短期間で開発目標を達成することができた。


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