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古河電工時報 第116号

高速利得傾斜補償器の開発

畑野達也, 尹大烈, 水野一庸

概要

今後のWDMシステムにおいて,より柔軟性があり,信頼性の高いネットワーク構成を構築するに当たり,伝送路に対して信号の入出力を行うOADMを用いたネットワーク構成が検討されている。そのOADMに入力される信号光の増減に伴うEDFAでの利得変動や伝送路で発生するラマン利得変動が,サブmsのオーダで発生することが知られている。これらの利得変動は,波長方向に発生する利得傾斜であることが知られており,信号光間のパワーレベル偏差による伝送特性の劣化要因となる。我々は,これらの利得変動による利得傾斜を補償するLN偏光変換器を用いたμsオーダで動作可能な高速利得傾斜補償器を開発した。


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