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古河電工時報 第120号

自動車用アルミニウムボディシートの特長と成形性

古河スカイ(株)
野口修

概要

地球環境問題に配慮し,自動車業界においても二酸化炭素排出量の削減が課題となっている。アルミニウムの採用による車体の軽量化は自動車の燃費向上に直結し,二酸化炭素排出量を抑制する有効な手段である。このため自動車用アルミニウム材の出荷量は着実に増えてきている。自動車用アルミニウムボディシートは自動車のボディパネルに適用すべく開発されたアルミニウム合金の板材であり,適用当初は5000系合金が用いられたが,現在は6000系合金が主流である。本稿では実際に使用されているアルミニウム合金板材の特長についてプレス成形性を中心に紹介する。更に,材料の選択や開発段階において重要な指針となる成形性指標について解説する。


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