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古河電工時報 第132号

次世代ワイヤーハーネスシステム

杉村竹三、杉本薫

概要

自動車のワイヤーハーネスは車両システムの進化に伴い,年々増加・複雑化の一途を辿ってきている。これにより現在では車両に搭載設計可能な限界を超える回路数のワイヤーハーネスが必要となってきており,重量面でも無視できないところにきている。これらの問題に対して車載LAN (Local Area Network)の導入による配線数の削減が行われてきた。また,電源系も車両の電源状態(イグニッションオフ,アクセサリ,イグニッションオン)といった各動作条件に応じて複数の電源線が配策されており,今後はこれらの削減対策として高速LANの導入および電源制御の多重化が有効と考えられている。本報では車両電子システムの変遷とそれに対応する次世代ワイヤーハーネスシステムの一例としてエリア制御システムを紹介する。


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