「素材力で培われた技術を基盤に、人々が暮らしやすい社会の実現に貢献する」をテーマにグループの力を結集し、素材技術で社会に貢献していきます。
「環境新事業の育成」
2005年に作成した研究開発の「2015年ビジョン」として、「素材力で培われた技術を
基盤として、人々が暮らしやすい社会の実現に貢献する」をテーマに、当社グループが持つ3つの素材(メタル、ポリマー、フォトニクス)のポテンシャルを最大限活かしつつ、社会に貢献できる4つの分野を「省エネルギー」、「環境材料」、「新合金」、「光・無線・高周波」に設定しました。今回このビジョンをもとに2012年中期計画を作成し、重点分野を「環境新事業の育成」として、「次世代自動車」「エネルギー・スマートグリッド」「大容量光通信」を3つの柱といたしました。
次世代自動車では、軽量化というニーズに対してハーネスの細径化やアルミ化技術や、ポリマー技術を応用した車体用発泡材などの開発を行ってきました。また電池が重要な部品となってきますので、電池の充電量を正しく知るニーズには電池状態検知センサーを開発してきました。
エネルギー・スマートグリッドでは、太陽光や風力発電で得た電力を蓄える技術、スマートメータをつなぐ電力ネットワーク技術、及び超電導の開発を進めます。大容量光通信では、いまや40Gbpsから100Gbpsに遷移しつつある大容量光通信に対応して、新型光ファイバや各種アクティブ・パッシブ光部品、さらにサーバー内の大容量通信を担う光インターコネクションの開発を進めていきます。
「グループ力の融合」
このような新材料、新技術を開発していくには、当社グループ全体の力を融合することが従来以上に必要になってきます。研究開発部門では、各部門、各関係会社に分散している技術を集約・融合させて開発力を強化していきます。また米国とEUの研究所を拠点に研究開発の国際化を進めていきたいと考えています。

執行役員常務CTO兼研究開発本部長
中村 一則