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安心をつくる 大容量光通信(新次世代通信ネットワーク)

おもしろ「技術ワールド」

3F

高出力励起レーザダイオードモジュール

現在の光通信システムでは、減衰した光信号の増幅にエルビウム(Er)(注1)ドープ(添加)ファイバを媒体とする光増幅器(EDFA)が使用されています。EDFAでは、Erイオンの励起用光源が必要で、低雑音用途には980nm、高出力用途では、1480nmの励起光源が使われます。

デジタルコヒーレント伝送方式を用いた次世代光通信システムでは、伝送線路を増幅媒体とするラマン増幅器が重要な技術になります。誘導ブリュリアン散乱(注2)を動作原理とするラマン増幅器は、伝送線路を増幅媒体としており、雑音特性に優れています。信号波長よりも100nm程度波長が短い1400nm-1500nm帯を励起光源(14xx-nm LDM)にすることで、任意の波長が増幅できるといった特長があります。ファイバブラググレーティング(FBG)(注3)による波長安定化を図り、厳しい波長安定性の要求を満たしています。

古河電工では、長年培ってきた半導体結晶成長技術や高精度のモジュール組立て技術を駆使して、500mWを超える励起光源を取り揃えております。特に最新型の14xx-nm LDMは、初期製品と比べて消費電力40%低減を実現しています。


特長

  • 高出力・高信頼性・低消費電力駆動を特長とする励起光源
  • EDFA用励起光源として980nmと1480nmの両方をラインナップ
  • 幅広い波長域(1400nm-1500nm)でのラマン増幅器用14xx-nm 励起光源をラインナップ
  • 高出力を実現 980nm光源:最大550mW、1480nm/14xxnm光源:最大500mW
  • ダブルFBG構造による優れた動作安定性

新しいウィンドウを開きます。 製品の詳細へ/Fibers & Devicesサイト(英文)

1480/14xxLDM
1480/14xx-nm
レーザモジュールの外観

レーザ光出力とレーザ素子の消費電力の関係
レーザ光出力とレーザ素子の
消費電力の関係

(注1)エルビウム(Erbium:元素記号Er、原子番号68)は希土類元素の一つ。結晶構造は六方最密充填構造。エルビウムに1.48nmの光を照射するとエネルギーレベルが一旦上昇し、エネルギーが元の状態に戻る際に1.55 nmの光を放出します。この原理を利用して通信光の光を増幅することができます。

(注2)誘導ブリュリアン散乱(SBS:Stimulated Brillouin Scattering):光ファイバの中で発生する非線形光学現象。
光ファイバ中を光が進行するとき、光の進行方向とは逆向きに散乱光が発生します。
また進行する光が光ファイバをたたくことで音波(フォノン)が発生します。 散乱光が入射光および音波と相互作用することで進行とともに増幅され、一定の強度を超える入射光においては入射光の大半が散乱光となって入射端に帰ってくるようになります。このような挙動を誘導ブリルアン散乱といいます。
名称はレオン・ブリルアンに由来しています。

(注3)ファイバブラググレーティング(FBG):光ファイバのコアに周期的な屈折率変化が形成されているファイバ型デバイスのこと。エキシマレーザーを用いて光ファイバ中の屈折率を変化させ、光ファイバ内に回折格子(グレーティング)構造を書き込みます。回折格子の周期で決まる反射条件を満たす波長の光のみを反射させることができるため、チューナブルレーザのように波長の固定に繊細な制御を必要とする時に、波長を補正する有力なデバイスとなります。

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