“ムーチョ”シリーズはインターネットやイントラネットに代表される情報通信ネッ トワーク市場の中で、SOHO(Small Office Home Office)のような中小規模のオフィスからコンシューマーのネットワーク化の流れと、企業内ネットワークのブランチオフィスを含めた再構築(高密度化とコスト指向の両立)の流れの二つのニーズに対応することを目標としており、今回発売する新モデルMUCHO-FRは、特に企業内ネットワーク向けと位置づけている。
フレームリレーは、端末とフレームリレー交換機間の回線の一部を利用して、複数の 拠点を接続することができる低価格な料金体系のネットワークサービスで、ビジネスシーンでの利用が拡大されつつある。 なかでもフレームリレー網を使い複数のユーザでネットワークを効率的に利用できる「 ビジネス向けIPサービス」の普及が見込まれる。このサービスはビジネス利用向けの ネットワークサービスとして、インターネットより高度のセキュリティや帯域が確保で きることが特徴である。
MUCHO-FRは“ムーチョ”シリーズの1モデルとして発売するが、先行発売され好評をいただいているISDN/専用線モデルのMUCHO-STも、ファームウェアの変更によってMUCHO-FRにバージョンアップできる。バージョンアップ用のファームウエアはインターネット上の当社ホームページに用意しており、無償でダウンロードできる。そのため、ISDNやディジタル専用線をこれまで利用してきた“ムーチョ”シリーズユーザがフレームリレーに容易に移行することができる。
MUCHO-FRの価格は、MUCHO-STと同じ88,800円で、フレームリレー対応ルータとしては業界最低価格を実現しながら、上位クラスと同等の機能を有しており、低コストでハイパフォーマンスなネットワークが構築できる。
MUCHO-FRの特徴は以下の通りである。
用語解説:
DLCI: | データ接続識別子(Data Link Connection Identifier)。フレームリレーにおける論理チャネルの識別子のこと。DLCI数最大32の場合は、フレームリレー網を用いて最大32箇所の接続相手とデータの送受信ができる。 |
PVC: | 相手先固定接続(Permanent Virtual Circuit)。フレームリレー網においては、物理的に回線を専有せずに仮想的に接続相手を固定することで通信を行うが、その論理的な接続経路について定義したものをPVCと呼ぶ。 |
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