1. MUCHO-STをお使いのお客様

   MUCHO-ST/PS設定ユーティリティV02.07以降のユーティリティで再度設定ファイルを作成し，転送を行ってください。
   V02.07以降のユーティリティを使用しても，既存の設定ファイルを転送することでは，問題は回避できません。
   なお，ファームウェアのバージョンとの関連は，こちらをご参照ください。ファームウェアが古い場合，うまく設定できないことがあります。
   
   MUCHO-ST/PS設定ユーティリティV02.06以前のユーティリティで設定を行う場合は下記の点に注意してください。
   
   ●ファームウェアのバージョンがV02.00以前
   設定ユーティリティで設定を転送後，コマンドにてルート情報(ipripstatic)とISDN接続相手の設定(target)を再設定します。
   コマンドの入力方法は下記（設定例B)をご参照ください。
   ●ファームウェアのバージョンがV02.01以降
   設定ユーティリティで設定を転送後，コマンドにてISDN接続相手の設定(target)を再設定します。
   コマンドの入力方法は下記（設定例A)をご参照ください。
   

2. MUCHO-TL/TL-DSUをお使いのお客様

   MUCHO-TL/TL-DSU設定ユーティリティV01.07以降のユーティリティで再度設定ファイルを作成し，転送を行ってください。
   V01.07以降のユーティリティを使用しても，既存の設定ファイルを転送することでは，問題は回避できません。
   なお，ファームウェアのバージョンとの関連は，こちらをご参照ください。ファームウェアが古い場合，うまく設定できないことがあります。
   
   MUCHO-TL/TL-DSU設定ユーティリティV01.04以前のユーティリティで設定を行う場合は下記の点に注意してください。
   
   ●ファームウェアのバージョンがV01.05以前
   設定ユーティリティで設定を転送後，コマンドにてルート情報(ipripstatic)とISDN接続相手の設定(target)を再設定します。
   コマンドの入力方法は下記（設定例B)をご参照ください。
   ●ファームウェアのバージョンがV01.06以降
   設定ユーティリティで設定を転送後，コマンドにてISDN接続相手の設定(target)を再設定します。
   コマンドの入力方法は下記（設定例A)をご参照ください。
   

3. MUCHO-PSをお使いのお客様

   MUCHO-ST/PS設定ユーティリティV02.07以降のユーティリティで再度設定ファイルを作成し，転送を行ってください。
   V02.07以降のユーティリティを使用しても，既存の設定ファイルを転送することでは，問題は回避できません。
   なお，ファームウェアのバージョンとの関連は，こちらをご参照ください。ファームウェアが古い場合，うまく設定できないことがあります
   
   MUCHO-ST/PS設定ユーティリティV02.06以前のユーティリティで設定を行う場合は設定ユーティリティで設定を転送後，コマンドにてルート情報(ipripstatic)とISDN接続相手の設定(target)を再設定します。 コマンドの入力方法は下記（設定例B)をご参照ください。

以下の例では，ファームウェアのバージョンは 'V02.09' です。
#hereis
description: MUCHO-ST A V02.09 1998.06.29 (00:80:bd:0f:0b:df)
node       :
manager    :
location   :

【設定例A】
targetコマンドのsetパラメータを使用して，接続相手の再設定を行ってください。
MUCHO-STの場合の接続相手の再設定例です。 MUCHO-PS/TL/TL-DSUに関しても手順は同様です。

MUCHO-ST
Login password:
#hereis        ←バージョンを確認します
description: MUCHO-ST A V02.09 1998.06.29 (00:80:bd:0f:0b:df)
node       :
manager    :
location   :
#conf
Configuration password:
conf#target    ←現在設定されている接続相手の内容を確認
providerA             :
       0333333333                               nn        64(K)
       off
       default
       cbmode:off
conf#target set name=providerA    ←接続相手の再設定（複数ある場合は複数行います）
conf#exit
configuration modified. save OK ? (y/n): y
please reset#reset
Do you want to continue (y/n)?: y

【設定例B】
targetコマンドのdeleteパラメータで，一度登録を削除してから，接続相手を登録を しなおします。
また，ルート情報の設定で，中継先ルータのアドレスを「WANインターフェースを 指定する」にしている場合は，targetを削除するとルート情報も削除されてしま いますので，登録しなおす必要があります。

MUCHO-STの場合の接続相手の再設定例です。 MUCHO-PS/TL/TL-DSUに関しても手順は同様です。

MUCHO-TL/TL-DSU
Login password:
#hereis  ← バージョンを確認します
description: MUCHO-TL/TL-DSU A V01.05 1998.03.13 (00:80:bd:10:0a:f7)
#
#conf
Configuration password:
conf#target   ← 接続相手の設定内容の確認
isp                 :
       1234567890                               nn           64(K)
       off
       default
       cbmode:off
conf#target delete name=isp   ← 接続相手を削除
conf#target add name=isp dial=1234567890  ← 接続相手を再登録
conf#ipripstatic add dst=xxx.xxx.xxx.0,255.255.255.0 nexthop=isp 
← ルート情報を再登録
conf#exit
configuration modified. save OK ? (y/n): y
please reset#reset
Do you want to continue (y/n)?: y

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