OFS、高非線形ファイバを発表
〜非線形効率を改善〜

2013年3月18日

OFS 

2013年3月18日カリフォルニア州アナハイムOFC/NFOEC 2013ブース2627 − OFSは、高非線形ファイバ(「HNLF」)について、位相整合の安定化によって非線形効率を改善した新製品(「HNLF-SPINE」)の発売を発表しました。新しいHNLFは、高非線形係数とファイバ長にわたって極めて安定した零分散波長を組み合わせたファイバで、特にパラメトリック増幅器と関連機器でのアプリケーションに適しています。

HNLF-SPINEは、動作帯域幅を拡大し電力変換を効率化することでパラメトリックプロセスを強化しました。まったく新しい設計方法を採用し、極めて安定的な零分散波長を達成しており、HNLFではファイバ寸法のわずかな摂動に対して高感度の分散が見られるのが通常ですが、それを大幅に低減しています。

非線形ファイバシステムで最も大きな制約となるのは、ファイバの位相変化です。カリフォルニア州サンディエゴ校(UCSD)のストヤン・ラディック(Stojan Radic)教授のグループはそれを証明する研究結果を数多く発表しており、位相整合の安定性を高めることができれば、性能の大幅な向上が期待できるとしています。これを裏付けるものとして、UCSDとOFSは、2012年8月号の『Optics Express』において、OFSのHNLF-SPINEを用いた実験で短波長赤外パラメトリック発振器の電力変換効率を2.5倍に高めることに成功したとする論文を発表しました。

OFSはすでに幅広い高非線形ファイバ製品を展開していますが、HNLF-SPINEによって選択肢が広がり、より最適なソリューションをご提案できるようになりました。

OFSについて

OFSは光ファイバ、光ファイバケーブル、FTTX製品、光接続製品、及び特殊フォトニクス製品の設計、製造、及び供給における世界トップレベルの企業です。我々の製造部門及び研究部門が一丸となり、様々なアプリケーションが世界中の人々や機械を結びつける際に、その間を横断する革新的な製品及びソリューションを提示します。大陸間、都市間、近隣間、そして家庭及び企業のデジタル消費者に対し、我々は適切な光ファイバ、光ケーブル、及び効率的で費用効果の高い伝送のためのさまざまな部品を提供しています。

OFSの会社としての歴史は1876年まで遡り、その中にはAT&T(ニューヨーク証券取引所:T)やルーセント・テクノロジーズ(現アルカテル・ルーセント:ニューヨーク証券取引所:ALU)といった技術大手も含まれます。現在OFSは、光通信において数十億ドル規模の事業を有し、世界的リーダーである古河電工の所有となっています。

OFSはアメリカ合衆国ジョージア州ノークロス(アトランタ近郊)に本社を置き、コネティカット州エイボン、ジョージア州キャロルトン、ニュージャージー州サマセット、マサチューセッツ州スターブリッジ、及びデンマーク、ドイツ、ロシアに拠点を有する、世界的企業です。

OFSの詳細については、ウェブサイト(http://www.ofsoptics.com)をご覧ください。

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