給配電部品事業の中国拠点を統合
~効率化により海外拠点を強化~

2014年7月17日

古河電工パワーシステムズ株式会社 

古河電工グループの古河電工パワーシステムズ株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:奥野道雄 以下、当社)は、中華人民共和国における給配電部品の製造拠点を統合します。

この決定により、事業運営の効率化を一段と加速し、日本を介さずに直接、海外へ販売する取引(OUT-OUT ビジネス)にも注力して参ります。

背景

バスダクト(注1)は、主に製造工場内や大規模施設内の給配電部材として使用されています。近年、日本から海外への工場移転や新興国での工場増強などにより、中国、東南アジア地区での需要が堅調に推移しています。

当社は、古河電業(天津)有限公司(中国天津市 以下、古河電業社)が中国国内外におけるバスダクト事業を展開していますが、競争激化や急激なグローバル化の流れもあり、さらなる効率化が求められていました。

バスダクト

概要

このたび当社は、本年10月を目途に、古河電業を天津古河電気部件有限公司(中国天津市)へ統合することを決定しました。

この決定により、給配電部品事業の効率化をさらに進め、インドネシア共和国における日系企業の工場建設用資材として納入を開始するなど、中国国外への輸出にも注力して参ります。

統合後の会社概要

社名 天津古河電気部件有限公司
所在地 中華人民共和国天津市西青経済開発区内
資本金 14億円(古河電工パワーシステムズ100%出資)
董事長 松本 茂
従業員 約100人
事業内容 溶接ガン、配電部品、バスダクト等の製造販売
売上高 約64百万元/年(約11億円)
統合年月 2014 年10月(予定)

(注1) バスダクト:
銅またはアルミニウムを導体とし、三相導体を一括してケースで覆った幹線用の給配電部材。ユニット製品のため、ケーブルと比較すると、工場のレイアウト変更などに対応した再構成が容易です。