応用物理学会からフェローの称号を授与
〜高出力の光通信半導体レーザの研究開発に貢献〜

2015年9月17日

当社研究開発本部コア技術融合研究所フェロー粕川秋彦は、2015年9月13日に名古屋国際会議場で開催された第76回秋季学術講演会において、応用物理学会フェローの称号を授与されました。

本贈は、「通信用高効率半導体レーザの開発」への貢献が認められたものです。粕川フェローは、エルビウムドープ・光ファイバ増幅器用に高効率半導体レーザの開発に取り組み、さらに2000年代初頭より、広帯域波長可変レーザの技術開発にも取り組み、それらの技術、製品は国内外の光ファイバ通信システムに幅広く適用され、学会や社会に貢献してきました。

今回の贈呈に対して粕川フェローは、「大変名誉な応用物理学会フェロー称号を受賞し、光栄に感じると共に、今回選考に携わって頂いた関係各位に心からお礼を申し上げたいと思います。本贈呈は一緒に開発を進めてきた関係者の協力の上で得られたものであり、皆様に深く感謝いたします。今後も、これまでの経験を活かし、半導体レーザの開発や半導体レーザが切り開く応用分野で貢献していければと思っております。」と述べました。

「応用物理学会フェロー表彰制度」は、応用物理学会における継続的な活動を通じて、学術・研究における先駆的な業績,産業技術の開発・育成における重要な業績,教育・公益活動を通した人材育成や教育における業績などにより、応用物理学の発展に顕著な貢献をした者を表彰する制度で、フェローの称号が授与されます。

第1回(2007年度)から,以後今回第9回(2015年度)までに合計で329名がフェローとして表彰されています。

粕川フェローは2008年に米国電気電子学会(IEEE)のフェローの称号も授与されています。

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