世界最高水準のコア密度、細径超多心光ファイバケーブルを開発
〜大容量ネットワークの構築に大きく貢献〜

2018年3月30日

当社は、データセンタなどで求められる大容量光ファイバケーブルとして、世界最高水準のコア密度(注1)を誇る細径超多心「ローラブルリボン」光ファイバケーブルを開発しました。従来よりも細径高密度なケーブルを使用することで、大容量ネットワーク構築を効率的に行うことが可能となります。

(注 1)コア密度:ケーブル断面積に対する光ファイバ本数

背景

データトラフィックの急激な増大に伴い、データセンタや大都市ネットワークでは従来以上に光ファイバネットワークの大容量化が求められています。効率的な大容量ネットワーク構築には、多心光ファイバケーブルが有用ですが、布設管路のサイズによって最大心数が制限されていました。

内容

このたび当社は、世界最高水準のコア密度を誇る細径超多心光ファイバケーブルを開発しました。従来よりも細径な外径200μm の光ファイバで12心ローラブルリボンを構成することにより、外径29mmという飛躍的な細径化と6912心という高密度化を実現しました。
今回の開発により、既存の管路(内径1.5インチ)に超多心光ファイバを一度に布設することが可能となります。

当社は、今後5GやIoTの進展で益々重要度が増す大容量ネットワークの構築に世界最高水準の光ファイバケーブルで貢献してまいります。

6912心ローラブルリボンケーブル

6912心ローラブルリボンケーブル

製品の特長、データスペック

  • コア密度10.5コア/mm2(世界最高水準)
  • ケーブル外径29mm(1.5インチダクトへ布設可能)
  • ケーブル重量0.64kg/m(軽量)
  • 12心ローラブルリボン(多心一括融着接続が可能)

備考