2008年7月30日
古河電気工業は、IPsec(注1) 対応ブロードバンドルータFITELnet-Fシリーズのラインアップに、ギガビットイーサネットに対応したIPsec集線ルータFITELnet F2000 を追加します。FITELnet-F1000 の後継機種となり、2008年7月31日より発売します。
本製品は、LAN側10ポート中2ポート、WAN側2ポートがギガビットイーサネットに対応しました。さらに、ポート単位で光接続(1000BASE-SX/LX)とメタル接続(10/100/1000BASE-T)を選択でき、IP-VPNや広域イーサネットなどのさまざまなサービスに対応することが可能です。
また、最大1000拠点のIPsec接続やクラス最高(注2) の最大800Mbps以上のIPsecスループットを実現することで、大規模なインターネットVPNのセンター装置としても最適な製品です。
価格はFITELnet-F1000 から据え置きの498,000円(標準価格/税別)とし、優れたコストパフォーマンスを実現しました。
開発の背景

ブロードバンド回線サービスの普及に伴い、企業ネットワークを構築する上で、収容拠点数の大規模化やセンター側での広帯域回線の利用といったニーズが高まっております。
これらのニーズに対応するため、従来のファストイーサネット用FITELnet-F1000をベースに、ギガビットイーサネット用ハイエンドモデルFITELnet-F3000で培った技術を用いて、コストパフォーマンスに優れたFITELnet F2000を開発しました。
製品の特長
1.多彩な要望に対応可能なポート構成
ギガビットイーサネットインタフェースを計4ポート搭載し、ポート単位で光接続(1000BASE-SX/LX)とメタル接続(10/100/1000BASE-T)を選択可能なことから、様々なブロードバンド回線サービスに対応可能です。
また、LAN インタフェースとして、10/100BASE-TX ポートも8ポート搭載し、VLAN(注3)機能を適用することにより、LAN 構築時の様々な要望に対応可能です。
ポート構成LAN側 計10ポート
| 光接続 | 1000BASE-SX/LX | × 2 ポート | ポート単位で選択して利用 ギガビットイーサネットインタフェース |
|---|---|---|---|
| メタル接続 | 10/100/1000BASE-T | × 2 ポート | |
| 10/100BASE-TX | × 8 ポート |
WAN側 計2ポート
| 光接続 | 1000BASE-SX/LX | × 2 ポート | ポート単位で選択して利用 ギガビットイーサネットインタフェース |
|---|---|---|---|
| メタル接続 | 10/100/1000BASE-T | × 2 ポート |
2.ギガビットクラスの回線を有効活用出来るスループット
IPsec 使用時に最大800Mbps 以上のスループットを実現しました(クラス最高(注2) )。高速・大容量が進む企業内通信のニーズに応え、多拠点の通信が集中するセンター拠点においても威力を発揮します。
3.センター拠点に最適なIPsec 対地登録数 最大1000拠点
最大1000拠点を1台で収容することが可能なことから、中〜大規模のネットワークをシンプルに構築 することができコストパフォーマンスに優れた製品です。また、VRRP(注4)による冗長化対応も可能なこと、 経路情報が最大20000と豊富なことからセンター装置として最適です。
4.その他
- 標準価格:498,000円(税別)
- 2008年7月31日発売
- 販売目標台数は、FITELnet-F シリーズ全体で年間3万台を見込んでおります。
システム構成図

注釈
(注1)IPsec(IP security):
VPN を実現する方式。インターネットワーキングの標準化団体であるIETF(Internet Engineering Task Force)ワーキンググループにて策定された。転送データ(パケット)を暗号化、トンネリング、復号化することにより、途中経路でのデータ改竄・盗聴を防ぎ、セキュリティが確保されたバーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN)を構築することができる。本文に戻る
(注2)
標準価格50万円以下、IPsec登録拠点数1000以上のルータにおいて。2008年6月現在当社調べ本文に戻る
(注3)VLAN(Virtual LAN):
FITELnet-F シリーズではポート毎にVLAN ID を割り当てる「ポートVLAN」という方式と、フレーム毎にVLAN ID を含むタグを挿入した「タグVLAN」という方式の双方をサポートしている。本文に戻る
(注4)VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol):
複数のルータを多重化するためのプロトコルで、通常は1つのルータが通信を行うが、そのルータに障害が発生した場合、別のルータが自動的に通信を引き継ぐ。本文に戻る