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ニュースリリース

ブラジルFISA社のMetrocable社買収について
~高成長が期待される南米 光ファイバケーブル市場での競争力強化~

2011年5月9日

当社ブラジル完全子会社のFurukawa Industrial S.A.Produtos Electricos社(本社:ブラジル国パラナ州クリチバ市 以下、FISA社)は、現地光ファイバケーブルの製造・販売会社であるMetrocable社の買収契約に3月31日付けで現地株主と合意し、この度、ブラジルの独占禁止法審査機関(SBDC)に買収承認申請を行ないました。
今後も高成長が期待される南米地域の光ファイバケーブル市場において、製造能力の強化と生産性の向上により、更なる事業の拡大を図ります。

買収の背景

Metrocable社 外観
Metrocable社 外観

1974年設立のブラジルFISA社は、南米を中心に光ファイバケーブルやLAN関連製品などの製造・販売を行なっています。特に通信速度が毎秒1ギガビットの企業向けLANケーブルでは、ブラジルで5割超のシェアを握る最大手です。
ブラジルでは、2014年サッカーワールドカップや2016年オリンピック開催が控えており、通信インフラ整備に向けた光ファイバケーブル需要の大きな伸びが見込まれます。

買収の目的

加入者用FTTH/FTTP(※)光ファイバケーブル分野で強みを持つMetrocable社の買収により、以下のシナジー効果を実現し、今後も高成長が期待される南米地域の光ファイバケーブル市場において、競争力を強化します。

  1. 南米地域における製造能力の強化と製造拠点の最適化
  2. 当社グループ製のファイバ供給による品質・コスト競争力の強化
  3. 製造ノウハウの提供による生産性の向上

買収の概要

(1)対象社名 Metrocable Industria e Comércio Ltda(Metrocable社)
(2)所在地 ブラジル国サンパウロ州サウト市
(3)設立 1999年
(4)事業内容 加入者用FTTH/FTTP(※)光ファイバケーブルの製造・販売
(架空自己支持型光ケーブル、局内ケーブル、光コードなど)
(5)出資比率 FISA社100%

用語解説

(※)FTTP : Fiber To The Premisesの略。Premisesは「敷地、家屋、構内、施設」といった意味で、加入者のもとまで光ファイバを通して行なう通信サービスのこと。日本で一般に用いられる「FTTH(Fiber To The Home)」に対し、企業のビルなどを含む光ファイバサービス全般を指す総称。

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