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ニュースリリース

平成23年 社長 吉田政雄 年頭挨拶(社員向け要旨)

2011年1月4日

新年あけましておめでとうございます。

1.昨年の当社の状況

昨年は、リーマン・ショックによる世界的な景気後退から脱した後の回復過程の中で新年を迎えました。4月には新中期経営計画「ニューフロンティア2012」を発表し、その中核となる「事業構造の変革」、「組織風土の改革」、「財務体質の改善」を推進すべく、新会社設立、新商品の量産化、環境新事業分野の開発強化、全社横断の新組織設立、事業再編、意識改革活動など、さまざまなアクションに着手してきました。「ニューフロンティア」すなわち「新規開拓領域」である新市場・新事業での成長に向けて、新たに踏み出した年であったと思います。

こうした中、2010年度上期の連結決算は、エレクトロニクス・自動車分野や海外での伝送インフラ分野での売上増を受け、営業利益、経常利益、純利益のいずれも、前年同期を大きく上回る結果となりました。

一方、当社を取り巻く環境は、円高は言うまでもなく、商品ライフサイクルの短期化やアジア勢との競争が熾烈になっており、一層の努力が必要だと考えています。

2.組織風土の改革

「安全」、「品質」と「コンプライアンス」については、昨年は各事業所の製造現場で、現場の皆さんと直接「安全」、「品質向上策」や「コンプライアンス遵守」について意見交換や施策を共に考える、という試みを始めました。「安全」については、今年は更に本社や支社などの非生産拠点での安全活動を強化します。

常日頃からお伝えしているように「安全」、「品質」と「コンプライアンス」は全てに優先します。この3点については、重要経営課題として一層こだわりを持って取り組みます。

3.新市場・新事業での成長

当社が昨年策定した中期計画「ニューフロンティア2012」を達成し、更に環境新事業を軸に長期的な成長を遂げていくには、迅速に事業のグローバル展開を推進していくことがカギとなります。FTAに象徴されるように市場は急速に変化し、国境がなくなっています。当社にとって未知の顧客にも積極的にアプローチしていかなければ成長は望めません。一方、韓国、中国、台湾などの企業があらゆる分野でライバルとして台頭してきています。

皆さんには、まず、戦う場所と戦う相手が従来と全く変わってきているという事を強く意識してほしいと思います。どの市場においても、いかに早く本質的なニーズをつかみ、いかに早く優れたソリューションを提供できるかが競争力となります。世界の潮流をとらえ、変化を先取りし、かつその本質を見極めて、遅れをとらないように自ら変革していく事を是非心掛けてください。

最後になりますが、今年も皆さんとご家族が健康と安全に充分に留意され、明るく元気に活躍されることを願っております。

以上

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