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ニュースリリース

自動利得制御機能を搭載したラマンアンプ HPU42000 シリーズの量産を開始
~自動制御によりシステム通信への導入が容易に~

2012年3月2日

今後導入が進む100Gbps 等の超高速光伝送においては、光信号を増幅する際、Erドープ光ファイバアンプ(EDFA)に組み合わせて、雑音特性に優れるラマンアンプの需要拡大が見込まれます。

当社は、容易なシステム導入を可能とする、自動利得制御(Automatic Gain Control:AGC)機能を搭載したラマンアンプをHPU42000シリーズとして開発し、製品化しました。

3月6日より米国・カリフォルニア州・ロサンゼルスにて開催される世界最大の通信関連の国際会議・展示会「OFC/NFOEC2012」にて、本製品の展示を行います。

製品化の背景

HPU42000 シリーズの写真
HPU42000 シリーズ

当社は、ラマンアンプの基本特許(米国特許US6654162号など、日本、米国に多数の登録特許)を有しております。キーデバイスである1480nm帯励起レーザでは世界で6~7割のトップシェアを誇り、市場のリーダーとして製品を市場に送り出してきました。

今後導入が進む100Gbps等の超高速光伝送では、光信号対雑音比(OSNR)の改善や光伝送路および光部品の損失補償のため、従来のEDFAに組み合わせて、雑音特性に優れるラマンアンプの需要拡大が見込まれます。

こうした用途に向け、昨年3月に自動利得制御機能を搭載したラマンアンプを開発し、昨年12月に量産を開始しました。

製品の仕様

当社は自動利得制御機能を搭載したラマンアンプをHPU42000 シリーズとして製品化しました。

なお、今後は、更なる高出力/高利得に対する要求が見込まれることから、本製品に搭載されている技術を応用して、高出力/高利得なラマンアンプを開発していく予定です。

製品の主要スペック

パラメータ 単位 仕様 備考
Min Typ Max
信号波長域 nm 1528.8   1565.5  
励起LD数   2    
トータル励起パワー mW 680     @励起出力ポート
入力パワー dBm -30   0  
利得(注1) G.652 dB   11   On/Off利得
LEAF(注2) dB   14    
TWRS(注3) dB   17    
利得平坦度 dB     1.0 GFF搭載時
NF(注1) dB     -1.0 等価NF
電源電圧 VDC 4.75   5.25  
消費電力 W     38  
制御方式 AGCまたはAPC  
ソフトウェアインターフェース IEC61291-6-1準拠 RS232
各種アラーム、レーザSafety機能    
寸法 mm 212×130×20  

(注1)伝送ファイバ長:100km、ファイバロス:0.2dB/kmの場合

(注2)コーニング社の登録商標です。

(注3)OFS社の登録商標です。

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