中央労働災害防止協会より会長賞を受賞
〜古河電工グループ全体の安全衛生活動が高く評価〜

2015年10月29日

当社は、中央労働災害防止協会の平成27年度会長賞を受賞し、表彰状を受領しました。「安全専一(注1)」の理念のもと、長年、古河電工グループ全体の安全衛生活動の推進をはかり、他の企業の模範となる顕著な成果をあげたことが高く評価されました。

背景

中央労働災害防止協会(以下、中災防)は、事業主の自主的な労働災害防止活動の促進を通じて、安全衛生の向上を図り、労働災害の絶滅を目指すことを目的として、昭和39年(1964年)に設立された特別民間法人です。産業界における労働安全衛生活動その他に多大な貢献をされた方々に対し、各種表彰制度を設けています。

特に産業安全および労働衛生の推進向上に努め、著しい成果を収めるとともに、広く地域又は業界に対しても普及啓発に尽くし顕著な功績が認められる企業などに対しては、中央労働災害防止協会会長賞を贈り、これを表彰しています。

内容

このたび当社は、中災防の平成27年度会長賞を受賞し、愛知県名古屋市で開催されている第74回全国産業安全衛生大会において、10月28日(水)、愛知県体育館(名古屋市中区)で表彰式が行われ、表彰状を受領しました。

今回の受賞は、“「安全専一」の理念のもと、長年にわたり安全衛生水準の向上に努め、グループ全体を統括する安全衛生委員会を設けることにより、自社だけでなくグループ全体の安全衛生活動の推進をはかり、他の企業の模範となる顕著な成果をあげた”ことが評価されました。

左;中災防副会長 山本様
右;古河電工生産技術本部長 溝田

当社は、社長を委員長とする「古河電工グループ安全衛生委員会」を設置し、グループ全体の安全衛生活動の方針や施策について、審議、決定およびフォローを行い、労働災害撲滅に向けた活動を行っています。特に本質安全化、安全人間化、安全管理レベル向上を安全活動の基本として、具体的には安全道場での危険体感訓練や安全担当役員による災害フォロー、安全衛生に関する小集団発表会に加えて、独自の管理者への安全人間養成教育や安全管理レベル診断などを実施しています。さらに過去災害を風化させない重大災害事例集や施策の横展開のための改善事例集などの作成および配信も行っており、こうした活動が実を結び、当社は、過去3年連続で労働災害度数率(注2)が改善されました。

(注1)安全専一;1912年、古河鉱業足尾鉱業所(現;古河機械金属株式会社足尾事業所)所長の小田川全之(おだがわまさゆき)氏が、アメリカで提唱されていた「セーフティ・ファースト」を「安全専一」と訳したものです。その「安全専一」と名付けた赤い楕円形のほうろう製の標示板を坑内外に掲示し、従業員の高揚を図るなど、同鉱業所を挙げて、わが国の事業場で初めて安全活動を始めました。(参考;中災防ホームページ:産業安全運動100年記念事業より)

(注2)労働災害度数率;災害の発生頻度を表す指標で、100万労働時間当たりの被災者数を表します。

備考

当社は、「安全専一」運動を始めた古河鉱業(現:古河機械金属株式会社)の流れを汲む会社です。

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