平成28年度入社式 社長柴田光義 挨拶

2016年4月1日

皆さん、古河電気工業への入社、おめでとうございます。古河電工という共通の場で、我々と皆さんの縁が結ばれたこと、仲間になれたことを心から喜んでいます。

当社は1884(明治17)年が創業の年です。古河グループの創始者である古河市兵衛さんは、当時外国製だった電線を日本製に変えて、各家庭に電気を通じて「日本を明るくしたい」という想いで、新しい日本づくりに邁進したと伝わっています。

今、世界は大きく変わり、グローバル社会になっています。我々は、先人の想いを継いで、インフラや自動車などの分野で幅広い素材力を生かすユニークな存在として、「世界を明るくする」ことで社会への貢献を続けています。そして皆さん一人ひとりも会社生活を通じて、こんな夢を実現したい、こんな人間になりたいと考えているのだと思います。

自らの夢の実現のために、古河電工グループとして、まずはしっかりとした利益を継続的に出し続けることも大切です。最近、私から従業員の皆さんに言っているのは、「漫然と仕事をするのでなく、短期や長期の利益創出につながるような自らの行動、働き方をしっかり考えて欲しい」ということです。入社した皆さんも同じです。

社長柴田光義の写真

今年から新しい中期経営計画が始まります。その行き着く先は、「成長が期待される“一段上”の企業グループ」になることです。最近、世界で成長する活気あるいくつもの会社から、古河電工の製品や技術が必要だ、と言われる例が増えています。世界の会社を支えつつあるという自負を持って、一緒にこの厳しい社会を戦い抜いていきましょう。

ここで、入社にあたり、3つのことをお願いしたいと思います。

胆力を磨き続ける

1つめは、「胆力を磨き続ける」ことです。皆さんの先輩方が会社生活を振り返ったときに、よく耳にするのは、入社後の最初の頃の厳しい経験、今の自分を作っている土台はあの頃の厳しい経験だ、ということです。何とか乗り切った先には成長した自分が見えます。何か疑問だ、心配だ、不安だというときは積極的に職場の仲間達に相談してみることです。

切磋琢磨して成長を

2つめは「切磋琢磨しながら成長する」ことです。何事も諦めたら成長はありません。目的を達成するために、お互いに厳しくせめぎ合えば、それが当たり前になり、上の次元にシフトできます。こうして他社を凌駕する、「“一段上”の企業グループ」になれるのです。

明るく楽しく働こう

3つめは「明るく楽しく働く」ことです。皆さんは、これから何十年という充実した人生をこの古河電工という会社に関与して、過ごすことになります。自分の大事な人生ですので、満足の行くやりがいのある時間にして欲しいと思います。厳しい山谷は当然あるけども前向きに楽しんでいくこと、当社を通して好奇心をもって世界に広がる楽しさを追い求めて下さい。


最後になりますが、皆さんの活躍の舞台は大きく広がっています。安全と健康に十分に留意しつつ、グローバルで大きな仕事を目指して下さい。

今日からは皆さんは古河電工の社員であり、皆さん自身が当社の看板となります。皆さん一人ひとりの行動が「世界を明るく」する“うれしい存在”、すなわち古河電工ブランドの価値を作り上げていくのです。

私も仲間の先頭に立って頑張っていくことを誓います。

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