概要

当社は、1980年よりAgめっきステンレス条(以下Ag-SUS条)の製造を開始しました。以来当製品製造のパイオニアとして、多数のユーザー様に多種に渡る製品を納入して参りました。この過程で、種々の用途に応じた製品製造のノウハウを蓄積してきており、貴社のご要望に応える実力を持つと自負しております。

特長

製造範囲

項目 製造範囲
基材材質 SUS301、304等
基材質別 HT-TA、SH-TA、EH-TAなど
板厚(mm) 0.025~0.100
板幅(mm) 5.0~100
Agめっき厚(μm) 0.2~2.0
被膜構成 片面の全面被覆
表面仕上げ めっき上り(耐硫化処理仕上げ)

Ag-SUS条の皮膜構成

製品特性(オーステナイト系、SUS301の場合)

引張強さ(Mpa) 伸び(%) 硬さ(Hv)
HT-TA ≧1800 ≧550
SH-TA ≧1740 ≧530
EH-TA ≧1570 ≧490

(注) 上表以外の材質・性能についてもご要望に応じます。

疲労寿命の比較

供試材 Sample Ag-SUS301 HT-TA 0.055mmt
古河(Furukawa)I 長寿命タイプ Long life type(HT-TA)
ステンレスメーカーと共同開発
古河(Furukawa)II 通常タイプ Normal type(EH-TA)

耐食性

下表に、Agめっきステンレス条の環境試験結果(外観)を示します。

良好な耐食性を示しています。

環境試験前後のサンプル外観

供試材 無処理材 塩水噴霧試験(NaCl 5%) 硫化試験(H2S 3ppm)
4hr 8hr 24hr 4hr 8hr 24hr
古河材
A社材
B社材

接触抵抗

塩水噴霧試験前後の接触抵抗
(JIS C0023)

硫化試験前後の接触抵抗
(H2S 3ppm, 40℃)

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