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2012_all   13 / 48

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1963 低温超電導の研究開発を開始 NbTi系多芯線の工業生産を開始 1911 オランダ・ライデン大学が水銀を使い、最初の超電導現象を発見 1953 実用的な金属系超電導材料のNb3Snを発見 1957 超電導現象を説明するBCS理論を発表 1987 米ヒューストン大学など、イットリウム系 超電導材料(2GHTS)を発見 2011  超電導現象発見100 周年。国内外でセレモ ニーを開催 275kV超電導ケーブル試験レイアウト 世界の超電導技術の進化 ※1 CERN(欧州合同素粒子原子核研究機構) 2012年7月にヒッグス粒子を高確度で発見と発表 ※2 ゴールデンハドロン賞: CERNにより、LHC計画への寄与度が著しいと認められたメーカーに対して授与される賞 ※3 NEDO「交流超電導電力機器基盤技術研究開発プロジェクト」 1973 V3Ga、Nb3Sn化 合物極細多芯線 の製造に世界で 初めて成功 ※4 NEDO「超電導応用基盤技術開発プロジェクト」 ※5 NEDO「イットリウム系超電導電力機器技術開発プロジェクト」 1980 大型加速器の建設、核融合研究用モデル コイル開発、超電導発電機の実証試験な ど、国内外の大型プロジェクトに参画 1986 高温超電導の研究開発を開始 2003 CERN※ 1の大型ハドロン衝突型加速器 (LHC)ケーブル、検出器用大型導体を世界に 先駆けて納入 この実績によりゴールデンハドロン賞受賞※2 2011 世界最高電圧の 275kV超電導ケー ブルを開発※5 2012 米国企業の買収によ り、世界唯一の第2世 代高温超電導総合 メーカーに 2005 500m長(当時世界最 長)の超電導ケーブルの フィールド試験を電力中 央研究所で実施※3 古河電工の動き 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2007 細線化処理技術 と垂直磁界を抑 えたケーブル構 成技術によって世 界最小の交流損 失を達成※4 深刻な地球温暖化や電力リスクの高まりを背景に、 エネルギーの有効利用に寄与する超電導技術の実用化が世界中で加速しています。 古河電工は、1960年代から他社に先駆けて超電導技術の研究開発をスタート。 それ以来、金属系素材による低温超電導から、酸化物系素材による高温超電導までをトータルに手掛け、 世界トップクラスの技術力を積み重ねています。 古河電工グループは、中国の瀋陽市において、世界最高電圧となる275kV超電導ケー ブルの長期課電・通電試験を2012年10月から実施します。この試験は、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託した「イットリウム系超電導電 力機器技術開発プロジェクト」として実施するものです。送電インフラが急激に発展す る中国での実証試験を通じて、超電導ケーブルに関する技術優位性をアピールし、国 際的な競争力を高めていきます。 半世紀前から取り組んできた 研究開発の成果が、超電導分野における 世界トップクラスの技術力に結実 特集 超電導分野の グローバルトップサプライヤーへ。 中国で世界最高電圧の超電導ケーブル実証試験をスタート 古河電工グループ サステナビリティレポート 2012 12