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2012_all   14 / 48

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日本 2020 2030 640億円/年1,020 合計2030年 2020年 中国 2020 2030 200 340 ヨーロッパ 2020 2030 90 90 億円/年 50 100 超電導現象の発見から100年を経た現在、技術の進化とともに実用化への動きが加速しています。 中でも注目を集めているのが、次世代の社会インフラとして期待されるスマートグリッドへの活用です。 古河電工は、スーパーパワー社の持つ第2世代高温超電導(以下、2GHTS※1)線材の製造技術を加えたことで、 スマートグリッドの実現に向けた技術ラインアップを強化。 電気を「送る」「貯める」「つくる」のあらゆる領域で、先進の技術と製品を供給しています。 電力が需要地に送られるまでに、電力ケーブルの電気 抵抗によって、一部が熱となって失われています。電力の 使用削減が社会全体の課題となっている日本では、約 5%の送電ロスが発生していると言われています。 超電導技術を利用したケーブルは、電気抵抗がゼロの ため、送電ロスを大幅に低減できます。2050年までに約 4000kmの銅ケーブルが超電導ケーブルに置き換わる とすると、260万人分の年間消費量に当たる31億キロ ワットの電力を削減でき、発電のために排出するCO2を 106万トン削減できる効果があります(当社試算)。 スーパーパワー社の持つ 2GHTS線材の量産化技術 や長尺化技術と、古河電工 の持つ電線化技術の融合 により、より高品質、低価格 な超電導ケーブルの量産 が可能になり、世界中で高 まる需要にお応えすること ができます。 ※1 2nd Generation High-temperature Superconductorの略 発電所でつくられた大切な電気を、 ムダなく、安全に送り届けます。 スマートグリッドのキーマテリアルとして、 世界各地で拡大する超電導需要に応える 送電ロスを低減する。 電気を送る 超電導ケーブルの需要見込み(当社試算)(単位:億円/年) 特集超電導分野の グローバルトップサプライヤーへ。 13 古河電工グループ サステナビリティレポート 2012