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2012_all   23 / 48

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当社グループでは、原料・部品の購買、製造、使用、流通、 廃棄の各段階において、従来製品よりも環境面で改善が図 られている製品を環境調和製品と定義しています。 該当する製品には環境調和製品であることを表す環境 マーク「e-Friendly」マーク を外装やカタログ上に表示 し、アピールしています。 当社グループは、主要製品群における環境性能を指標化 するため、ライフサイクルアセスメント(LCA)を活用した CO2排出量の「見える化」を推進しています。 2011年度は、新たに22の製品群でLCA算定と、PCR(商 品種別算定基準)ガイドライン策定を実施しました。これに より、累計で40製品群、全体売上の約5割程度に相当する製 品の環境性能を指標化できたことになります。 2012年度は、全主要製品群でのLCA算定実施を目標と して取り組んでいきます。また、算定の結果は、次期中期計 画での数値目標の策定や、環境調和製品の研究開発に活用 していきます。 全製品に占める環境調和製品の割合を拡大すべく、売上 高比率ベースで目標を定め、進捗・成果を確認しています。 2011年度は、当社単体における環境調和製品の売上高 比率は製品全体の40.0%となり、「25%以上」の目標を達成 しました。2012年度は、目標を「45%以上」に引き上げて活 動を続けます。また、グループ全体での売上高比率は、 2011年度で19.7%に向上しました。 環境調和製品 古河電工グループは、環境負荷の低減に寄与する製品を 環境調和製品として認定・登録し、その普及を促進しています。 環境への取り組み 分類内容 地球温暖化防止地球温暖化ガス排出の低減および吸収・固定に寄 与する機能を有する製品。 ゼロエミッション リサイクル材料を使用した製品、部材のリサイクル が容易である設計製品、減容化しやすい素材や設 計により廃棄物量が削減できる製品、部品および 製品の共通化設計ができている製品。 環境影響物質フリー 製造工程中でオゾン層破壊物質の使用量増加がな く、製品に含有する有害物質が規定値以下、使用・ 廃棄時に規定以上の有害物質を発生しない製品。 省資源 原材料・部品の使用量が低減している、希少資源の 使用量を低減している、製品寿命が向上している、 部品・製品の保守メンテが容易である、梱包材料の 資源使用量が低減しているなどの理由で、総合的 に省資源となっている製品。 カンパニー事業部門2010年度2011年度 エネルギー・産業機材カンパニー4 5 情報通信カンパニー9 11 電装・エレクトロニクスカンパニー4 3 金属カンパニー1 3 合計18 22 環境調和製品と「e-Friendly」認定制度環境性能指標化(見える化)への取り組み 環境調和製品の拡大 環境調和製品の分類 LCA算定実施製品群 社会貢献度の事例(電解銅箔NC-WS) 環境調和製品の売上高比率 0 20 40 60 80 100 0 10 20 30 40 50 2008年度 8 8 2009年度 44 12 2010年度 67 14 2011年度 73 16 累積登録件数(単体) 単年売上高比率(単体) 累積登録件数(関係会社) 100 累積登録件数(単体) 単年売上高比率(単体) 単年売上高比率(グループ全体) (年度) (億円) 12,000 8,000 4,000 0 2006 2009 8,096 2007 2008 2010 9,258 11,743 10,328 ■国内 ■北米 ■中国(含む香港) ■東南アジア・韓国・台湾 ■その他 11,047 地域別売上高 6.0 14.4 20.9 40.0 11.3 19.7 (件) (件) (%) 1mm 2mm 3mm 5mm  LCA算定製品の1つ、電解 銅箔NC-WSが、実際に電気 自動車のリチウムイオン電池 に使われた場合、CO2排出削 減にどのくらい貢献するのか を試算しました。  「エコプロダクツ2011」で は、この試算結果をNC-WS の社会貢献度として紹介しま した。 e-Friendlyマーク 「エコプロダクツ2011」で 出展したポスター 古河電工グループ サステナビリティレポート 2012 22